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人形の村で次々起こる怪事件を巡る本格推理――人形の村・沙華姿。そこで27年前、婚礼の夜に新妻が殺された。雪に囲まれた死体の側には、凶器も足跡もなかった。数ヵ月以内に新郎も殺され、双子の弟も焼死として処理された。同じ頃、この村で行方不明になった父を探して訪れた、作家・依井直之。昔の事件の謎を探るうちに、彼にも魔の手が迫る! 新本格推理。人形村の秘密とは何か? 謎の探偵・一尺屋遙が怪事件に挑む!
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Posted by ブクログ
○○年ぶりの再読。好い具合に初読の印象を忘れていて楽しく読んだ横。謎解きの部分に関しては正直消化不良で、もう一度読み直さなければならないが、横溝ばりの道具立て、島荘系のトリックでありながら、いわゆる新本格派にありがちな、肩肘張った、奇をてらったところがなく、心地よく読めた。探偵役の一尺屋遥があざとす...続きを読むぎないのも好もしい。続編を待機させておいて良かった。
27年前にフラリと出て消息を経っていた依井直之の父。その父から直之宛に突然葉書が届く。どうみても失踪当時に書かれたものらしい。しかし投函されたのはつい先ごろ。父の行方と葉書の謎を解くために直之は単身で、Y県の沙華姿(さかしな)へと赴く。 その村には27年前に凄惨な殺人事件が起きていた。まるでその事件...続きを読むを示唆するような短歌が書かれた葉書が、宿として間借りしている<水車>の娘・仁内結姫届く。謎を解き明かそうとしている直之にもやがて魔の手が忍び寄る。 派手で、とても綺麗な殺人事件(笑) 雪の上に紫の薔薇の花びらが散ってて、その上に生首ですもの。美しい〜。(勿論、雪密室) まぁ、ちょっと考えれば犯人も絡んだ人間関係も読めるが、これは楽しくサラサラと読める。 人形が空中を飛んだり、幽霊(か?)が出たり、見立て殺人だったりと要素はふんだんにある。 そこら辺りの設定が往年の横溝文学に匹敵するので好きだな。 それと、何を置いても一尺屋遥が個人的に好みだっ!! この男いいなぁ〜。一尺屋シリーズがあと数本あるようなので探すべし。 内容はどうでもいい。一尺屋に会いたい(笑)
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