ハナコの愛したふたつの国

ハナコの愛したふたつの国

アメリカと日本の間で揺れた家族の物語。

ハナコの家族は、ロサンゼルスでレストランを経営して暮らしていた。
しかし、大きな戦争が終わり、船で日本を目指すことになる。
日本は、ハナコにとって未知の国だ。

「ハナコ、ぼく、こわいよ。
どうして、こんな船に乗らなきゃいけないの?」
「もう、アメリカには、私たちの居場所はないからよ」

ハナコたちは、すべてをなくして、日本に降り立った。
ハナコたちを待っていたのは、戦後間もない荒れ果てた大地。そして、ハナコたちを愛してくれる祖父母だった。

歴史に翻弄されながらも、前を向いて生きる強さを教えてくれる感動作品。

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ハナコの愛したふたつの国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    基本的にとてもよかったんだけど、日本のおばあちゃんの暮らしについて「こんな風になりたくたない」って主人公の日系アメリカ人の少女に言わせてしまうあたりがアメリカ的というか…土地を持てないことは確かに不当だけど、農民自体への上から目線を感じそうになった。
    「教育と可能性」言いたいことはわかるけど、日系人

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。ハナコを通して、終戦後の日本の様子が分かります。しかも日系人で、自分が何者か定まらないまま、何のせいにもできない不条理なことが続き、沢山の大切なものを失います。
    ラストで選べない選択肢を迫られたときのハナコの心情が痛かったです。
    それでも、ハナコが失ったものと同時に、手に入れたものを

    0
    2021年08月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の描写にちょっと違和感があって入り込めないところが残念。でも、戦後の広島の状況が描かれていて、これは今まで海外文学ではあまりなかったかも。
    二つの国で揺れる割にはどちらの生活もあまり深くは描かれてない。もう少し先まで書いてほしいかな。

    0
    2022年02月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アメリカに移民した日本人のハナコ一家が、敗戦後に日本に帰国する。
    第二次世界大戦中、日系人はアメリカ国籍を持っていても市民権を剥奪されて、日本人収容所に入れられていた。ハナコの両親も、その時に国籍を失っていたため、帰国するしかなかったのだ。
    日本にはハナコの父の両親(じいちゃん、ばあちゃん)がいて、

    0
    2021年10月24日

ハナコの愛したふたつの国 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    408ページ
  • 電子版発売日
    2020年07月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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