五十八歳、山の家で猫と暮らす

五十八歳、山の家で猫と暮らす

1,760円 (税込)

8pt

母を亡くしたあと、両親の家の片づけが手に付かない。涙で思い出が曇る——

一時避難のつもりで八ヶ岳の麓の家に暮らして2年がたった。
山での四季があまりにも美しくて、離れられない。

それでも暮らしに不便はつきまとう。買い物難民、ご近所付き合い、越冬。
それらをひとつひとつ乗り越えながら、山の家での暮らしを作っていく。

ここに一人でいると、なにからも自由な、すっかり解放された感覚と、内側へ深く入っていく自分の両方を強く感じた。——本文より

母の思い出と不在をともに嚙みしめながら、
ひとりで暮らす深い豊かさを綴る珠玉のエッセイ。

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五十八歳、山の家で猫と暮らす のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    妻が買い置いてあった本。高校の時の山荘が八ヶ岳にあったので、親しみが湧き一気読みでした。高校時代は合宿やスキーで度々訪れ、卒業してからもオートバイで泊まりに行きました。平野さんのイラストからも文章からも、当時の雰囲気が思い出されて懐かしく読みました。最後に気づいたけど、平野さん、同じ年生まれでした

    0
    2021年07月04日

    Posted by ブクログ

    読み終えて、タイトルのわりに猫の話はあまり出てこなかったな、とは思ったのだけど(笑)、イラストレーターである著者の、都会から離れた冬には雪も降る山手の家での暮らしについてが丁寧に描かれていて、著者の平野さんのことは知らなかったのだけどとても楽しく読めた。
    表紙の絵は著者本人のもので、挿絵として主に植

    0
    2021年10月21日

    Posted by ブクログ

    同年代ということで、とても羨ましく楽しんで読みました。
    猫との静かな日々、仕事も充実していて素敵な生活。
    家も2つあることで今後の生活にも余裕がもてますね。

    こんなコロナ禍の時代だからこそ、あと数十年の暮らし方をきちんと考えないといけないなと真剣に思っています。

    0
    2020年10月07日

    Posted by ブクログ

    そう遠くない未来に 訪れる年齢

    山や海の近くで暮らすのは 憧れ

    大自然の中での 小さな暮らし
    窓を開けた光 吸い込む空気で
    毎日 生きてることを感じる

    そんな生活をしてみたい

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

    八ヶ岳麓に引っ越した作者。引っ越した理由、美しい風景、虫の出現、寒さ、園芸、地元民との触れ合い、お母さんとの思い出など。山の家と言っても別荘。猫はあまり出てこない。

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    平野恵理子さんの名前はweb記事で見かけて「小淵沢の山荘に住んでいるイラストレーターさん」くらいの認識はありました。
    2冊めのエッセイのタイトルが『六十一歳、免許をとって山暮らし』。勝手に親近感が増してこちらから読んでみました。

    最初の章が「虫の章」、次が「雪の章」に「寒さの章」。山荘に暮らすデ

    0
    2023年11月25日

    Posted by ブクログ

    タイトルにひかれて読み始めた。
    亡くなった母の家を片付けるのが、まだ苦しくて、もう1つの山の家で暮らしていく日々。都会ではみられない虫に怯えたり、雪かきをしたり、鳥と出会ったり、庭の手入れをしたり、時にはご近所のかたに助けられたり、何もかも1人でやって、頑張りすぎていたことにも気づいたり。
    ふとした

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    2023年07月12日

    Posted by ブクログ

    山暮らし、あこがれるもののかなり大変そうだと感じた。ただ、母親が亡くなって、それを埋めるために(最初は無意識に)移住して、そこからまた一歩踏み出してゆく作品なのだと思った。結婚などしなくてもこうやって自然と生きていくことができ、尊いと感じた。

    0
    2022年03月21日

    Posted by ブクログ

    気持ちがゆったり、落ち着く本。
    喪失と再生の本。

    ただし…
    ・ネコのエッセイと思って読んではダメ
    ・虫が苦手な人は要注意
    ・田舎暮らしの参考にはならない

    0
    2021年08月14日

    Posted by ブクログ

    202011/タイトルから期待するほど猫は出てこないのでそこは残念。気候・虫・交通インフラなどなど現実は厳しいけど私も山暮らしに憧れるクチなので、味のある挿絵とともに楽しめる一冊。

    0
    2021年08月05日

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