ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
「絶えず我が腕の中でわななけり」美しい妻をもちながら、街で女を漁る男は〈征服〉の記録を残していた。ところが新しい獲物を射止めると、昔の相手が殺される事件が続発。死体のある部屋に閉じ込められた挙げ句、逃げ帰ったアパートからは秘密の日記が消えていた。鮮やかな結末が衝撃的な本格ミステリーの傑作!
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
作者の名前に覚えがあるな・・と思ったら、歌手だった、てかラジオで昔聞いたんだった。えらい渋い声だったんだ、という覚えだけが。。 それはさておき、めっさ古い話らしくて、なんか江戸川乱歩とか、そんな雰囲気で、しかもどっかで聞いたことあるような話のような気もして、予定調和な世界がなきにしもあらずなとこもあ...続きを読むるけども、さらさらーっと読めるという意味では良い時間つぶし。
60年近く前の作品なので所々古さを感じるところはあるが今のミステリーファンにも耐えられる傑作だと思う。当時直木賞候補になっており、松本清張がその選評で人間が描かれてないという主旨の評を残している。この作品に限らずミステリー作品で度々こういった批評を目にすることがある。それほど謎解き、トリックと人物を...続きを読む同じバランスで描くのは難しいのだろうが、どちらも必要不可欠な要素なのだろう。実際、伏線を複雑に張り巡らせ、トリックのアイデアも斬新で豊富なのだが、技巧に走りすぎるあまり肝心の人間描写に深みが足りず惜しいなと思う作品がしばしばある。その点、この作品に関して言えば松本清張の言うこともわからないではないが、私はそれよりも終盤犯人の予想がついてしまい、真実が明らかになった時の驚きが今ひとつ弱かったことにやや不満が残った。それでも本田一郎が徐々に見えない犯人に追い詰められていく過程には引き込まれたし、60年近く経った今でも色褪せないミステリーの傑作の一つとして楽しんで読むことができた。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
新装版 猟人日記
新刊情報をお知らせします。
戸川昌子
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
大いなる幻影/猟人日記
くらげ色の蜜月
蜃気楼の帯
聖女
女人白道
深い失速
揺れる女
「戸川昌子」のこれもおすすめ一覧へ
▲新装版 猟人日記 ページトップヘ