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Posted by ブクログ 2023年09月25日
もー、いちいち良い人が滲み出すぎてるんだよなぁ、村上さん!
皮肉とユーモアと世辞の割合が絶妙にうまくて、読んでいても暖かい気持ちになる。
村上春樹が語る安西水丸にも、安西水丸が語る村上春樹にも、友情を感じるとは和田誠さん談。
良い小説家とはどうあるべきか、という考え方についても、またお洒落な表現で...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月17日
世の中に「ラム入りコーヒー」というものが存在する、ということを知れただけで、本書を読む価値があった。「ラム酒とコーヒーを混ぜるとは、なんて斬新!これは美味しいにきまっとる!」と思い、早速、小瓶のラム酒を買って作ってみた。なかなかおいしいのだが、我流なので改善の余地は大いにある。ラム入りコーヒーのある...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月28日
村上春樹氏が普段の長編小説で表現していること、そうでもないこと、作中にあるように福袋を開けるような気持ちで楽しむことができた。「自己について」をはじめ、過去作と関連する手法が登場する場面は読んでいて思わずニヤリとしてしまう。音楽についての記述は曲や演奏者を知っていればさらに楽しめていたかな。名文が何...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月17日
村上春樹のエッセイというかこの本に収められているようなちょっとした文章ってなんでこんなにも読んでいて「しっくり」くるんだろう。
テーマの重さ軽さに関わらず、本文中の表現を借りるならレッドヘリングを書き連ねていく。読んでいる方はどうしてもかわされた気分になるかもしれない。でも、よくよく読んでみるとそう...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月25日
短い未発表のエッセイや受賞時のスピーチ原稿、他国で翻訳された自作品の前書き等、ひと味違った村上文章が読める本。
本当に多岐にわたる文章なので飽きがこないです。軽くつまめる酒の肴的な。
小説よりもよりドライに、しかし書く対象に優しく寄り添う文章は村上春樹さんならではですね。
ラストの安西水丸さんと和田...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月16日
"僕の小説が語ろうとしていることは、ある程度簡単に要約できると思います。それは「あらゆる人間はこの生涯において何かひとつ、大事なものを探し求めているが、それを見つけることのできる人は多くない。そしてもし運良くそれが見つかったとしても、実際に見つけられたものは、多くの場合致命的に損なわれてし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月27日
雑誌への寄稿やライナーノーツ、スピーチなどの村上春樹が書いた「雑文」をまとめたもの。
2015年のノーベル賞の発表の前後に文庫化されて、平積みされて買ったものの、そのまま積読。
年始の日経に春樹がチャンドラーに関する文章を書いているのを見て発掘。
短い文章が並んでいるので、カバンの中にいれて、すき間...続きを読む
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