人事の古代史 ──律令官人制からみた古代日本

人事の古代史 ──律令官人制からみた古代日本

825円 (税込)

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3.8

古代日本において、国家を運営するうえで律令官人制という仕組みがつくられ、緻密な評価システムに基いて天皇を中心とする官人統治がなされた。そして政治が動き出し、官人の差配も変化し、報復左遷や飼い殺しのようにみえる人事もまかりとおるようになったのだ。では、その実態はどのようなものだったのか? 人が人を管理する上で起きる様々な問題を取り上げ、古代日本の新たな一面に光をあてる。

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人事の古代史 ──律令官人制からみた古代日本 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    律令官人制についての一般向けの書籍(新書)は野村忠夫『古代官僚の世界』以来でしょうか。基本的な制度の説明や政治動向の記述が多いのですが、官人制の構造は複雑なため、これを欠いては一般向けとは言えない難しいものになるでしょう。大変読みやすく、面白かったです。
    第1章「国家と人事のしくみ」は、ウジとカバネ

    0
    2020年06月16日

    Posted by ブクログ

    ドラマや映画で登場するのは高級官僚が多く、人事制度の全体像は知らなかった。
    今回、この本を読んでみて、大凡の実態を知ることが出来た。

    0
    2021年02月20日

    Posted by ブクログ

    律令国家の中核を成す太政官等二官八省の組織機構や位階制度について、制度史にはこれまであまり興味が持てず断片的な知識しかなかったので、一度きちんと勉強したいとの考えから、本書を手に取った。

    日本では、官人個人にまず位階を与え、それに対応する官職に任命させる、官位相当というシステムであったが、律令制の

    0
    2020年06月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    プロローグ
    第1章   国家と人事のしくみ
    第2章   官職に就けない官人~散位の世界
    第3章   政争のあとさき
    第4章   平安京と官人制の転換
    エピローグ

    <内容>
    「人事」と銘打っているが、律令制全般をうまくまとめてくれている。ちょうどこのあたりの授業をしていたので、タイムリーで

    0
    2020年07月18日

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