奈緒と私の楽園

奈緒と私の楽園

790円 (税込)

3pt

3.7

何たることだろうか。
私は確実に退行しているのだった。
(中略)
奈緒が童話を読み、女の豊かさの象徴とも言える大きな乳房で
私のモノを愛撫するようになってから、自分はさらに退行していった。
――本文より

音楽プロデューサーの塩原達也はバツイチ独身の五十歳。
良き友人となった前妻と、セックスを愉しむ関係の人妻の愛人がいたが、
ある日、「母親の行方を探している」と奈緒という女性が突然訪ねてくる。
二十九歳の彼女と出会い、急速に惹かれていく塩原。やがて関係を迫る彼に対し、
奈緒が望む性愛の形は変わったものだったが、徐々に甘美な毒にとらわれていく――。
“禁断の純愛小説”問題作が文庫化!

解説 村山由佳

※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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奈緒と私の楽園 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    音楽プロデューサーのバツイチ50男と
    突然訪ねてきた29歳の女のお話でした
    女をわがものにしようとする男だが
    導入部からなんとなくありがちな話かなって
    いう感じはしましたが楽しく読めました

    0
    2020年10月12日

    購入済み

    純愛?

    不倫は普通? 不倫は人間の本能? 不倫は罪?
    純愛小説といってよいのか疑問だ。
    できることなら俺も不倫したい。

    0
    2020年07月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    村山由佳さんが解説していたように、読み初めと読後では印象の違う物語になっていました。
    作中に出てくる、女性は男性の持つ少年と言うか子供の部分を感覚として理解してしまう。というのはよくわかります。
    男性というのはどこかしら母性を求めている部分があるようで、心を許している、または許してもいいと思える相手

    0
    2021年05月12日

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