マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家

マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家

946円 (税込)

4pt

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『仕事としての政治』などで知られるマックス・ウェーバー(一八六四〜一九二〇)。合理性や官僚制というキーワードを元に、資本主義の発展や近代社会の特質を明らかにした。彼は政治学、経済学、社会学にとどまらず活躍し、幅広い学問分野に多大な影響を及ぼした。本書は、56年の生涯を辿りつつ、その思想を解説する。日本の知識人に与えたインパクトについても論じた入門書。

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マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『プロ倫』の助走として久々に読んだ
    現実主義に対する熱の入り方
    女性問題的なところを切り上げるところで詳しく扱わないって念押しするの好き
    結局バランス感覚みたいなところあるな言うのは簡単だけど
    「価値自由」というキーワードがあるからウェーバーの受容のされ方っていうトピックが面白い
    「普遍的なもの」に

    0
    2023年01月11日

    Posted by ブクログ

    ウェーバー没後100年に合わせて刊行された中公新書。ウェーバーの人生や学説を順に追っていくスタイルではなく、関連する学説・思想や事項を縦横無尽に挟むスタイルになっている。登場するのは、たとえば、ロールズ、カフカ、丸山眞男。忖度、公文書公開、自民党総裁選、など。「天職」や「鉄の檻」といった有名な概念に

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    2020年06月07日

    Posted by ブクログ

    『プロ倫』の著者であって官僚制についての定義などをしている社会学者マックスウェーバー、つまり著作があって著者がいるという程度の認識であった私のイメージを転換させ、著者である人間マックスウェーバーが様々な家庭内不和などを経験する中で『プロ倫』などの著作を生み出していったのだという、いってみれば当たり前

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    2020年06月03日

    Posted by ブクログ

    頻繁に目にする名前ではあるけれど、何をした人なのか、いつの時代の人なのか、わかりませんでした。この本では、彼の多分野にわたる活動がまとめてあり、人物像を掴むにはよいと思います。

    0
    2022年08月13日

    Posted by ブクログ

    ウェーバーの思想と生涯を、主に宗教社会学と政治理論に重点を置いて紹介している本です。

    ウェーバーの宗教に対する態度や、彼の政治的心情の根幹に存在していたナショナリズム、官僚制とカリスマにまつわる問題の指摘など、ウェーバーの思想のなかから重要な論点をとりだしてわかりやすく解説しながら、それらの論点が

    0
    2021年06月14日

    Posted by ブクログ

    本書は、ドイツの法学者・経済学者・社会学者のマックス・ウェーバーの「哲学的・政治的プロフィール」を描くことを意図しており、マックス・ウェーバーの生きた時代、重要著作、基礎概念などに言及しつつ、基本的に年代順にウェーバーの生涯を解説している。日本におけるウェーバー受容についても触れている。
    本書は、マ

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    とてもわかりやすく時代の流れとともにウェーバーがどのように在ったのか、という内容。
    丸山眞男とかでもう少し詳しく読む必要ありそう。

    ちょうどカフカの本も並行して読んでいたので、時代背景からの思想の移行についてもなんとなる察せられるところもあったり。

    ティモシー・スナイダーも併せて読み解いていく必

    0
    2021年03月17日

    Posted by ブクログ

    テクスト、概念、生き様ではなく、各地での受容、思想的関連に重きを置いた記述。
    ヴェーバーを読むということは、極端を排するということか。今もう一度、テクストを読みたくなった。

    0
    2020年12月10日

    Posted by ブクログ

    思想家マックス・ウェーバーの生涯を追いながら彼の思想に迫った本。終章には日本におけるマックス・ウェーバー研究の内容にも触れている。
    正直、自分の実力不足できちんと読み込めていない部分が多かったが、近代についての議論としては特に現代社会を考えるうえで大いに参考になる内容が多くの箇所で読み取れた。もっと

    0
    2020年10月20日

    Posted by ブクログ

    マックス・ウェーバーを扱った本。

    ウェーバーは日本で社会学を学ぶ上で避けて通れない人。私は大学は社会学部だったが、中退したのでウェーバーの本をちゃんと読んでない。有名な「プロ倫」も。なので、入門書としてこの本を手に取った。

    この本ではウェーバーの生まれや育ちから入っているが、私にはそれが理解しや

    0
    2020年10月14日

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