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著名な数学者の突然の死、つづく不可解な殺人事件。一連の謎を解く鍵は、ある数式の保管を博士に依頼された孫娘の書店主が握る?
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Posted by ブクログ
登場人物が多く一見複雑でしたが、全てがある方程式を探すことにつながっていて、面白かったです。 タイトルが似ていることから、『博士の愛した数式』(小川洋子)を思い出しながら読んでいると、キャラ設定や出てくる数学知識にちょっとした共通点があり、懐かしくもありました。
タイトルの妙ともいえる小説ですが、海外小説にありがちな、現地の言い回しの直訳なので読みにくくて時間がかかってしまった。
偉大な数学者アイザックが亡くなった。里子の孫であるヘイゼルのもとにアイザックからの手紙が届く。彼のパソコンに保存された彼の方程式を消去する事、誰にもそのことを話してはならない、という遺言であった。数学や物理学が専門の他の親族ではなく、なぜ数学が苦手なヘイゼルなのか。パソコンのパスワードは何なのか。 ...続きを読む さまざまな数式や方程式が出てくるが、数学が苦手でもまったく問題ない。登場人物が多くて、名前と親戚関係を覚えるのにちょっと苦労する。ヘイゼル目線と、ヘイゼルの兄グレゴリーの章、アイザックの息子フィリップの章が交互に続くなど、慣れるのにこれもちょっと苦労する。でも後半は、どういうことになるのか、どんどん読んでしまう。 こんな数学あるか!と思いつつも、面白いトリックだった。
タイトルのつけ方がうまい。 数学が全く苦手な人でも問題なしだが、知識のある人ならさらに楽しめるんだろうなぁ。 暗号謎解きミステリというよりは、数学の天才一家に生まれることの苦悩などが読み応えがあり、家族小説として楽しめた。
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