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自分らしい仕事とは、何だろう。 わかりやすいとは、どういうことだろう。 NHKの駆け出し記者時代、記者キャスターへの起用、「週刊こどもニュース」のお父さんになってから、そして独立を経て今まで。 「わかりやすい解説」といえば池上さん。そのように言われるようになるまでに、試行錯誤を重ねながら、どのように自分ならではの仕事をつくりだしてきたのか。率直に綴った自伝的仕事論&メディア論。
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Posted by ブクログ
池上彰さんの半生を振り返った自伝。NHK記者時代の苦労・経験話から、「週刊こどもニュース」時代の工夫、フリーランスになってからの努力など、池上さんの各時代の奮闘、ポリシーが伝わってきます。 NHKの記者になることで、諦めた夢、仕事を今になって巡り巡って務めているというエピソードから、人生分からない...続きを読むなと感じました。自分が大切にしていること、ポリシーを述べているにも関わらず、自慢話を聞かされている感じがしない。やはり池上さんの文章力がそうしているのでしょうか。 自分の主義・主張を持った上で、他人の意見にも耳を傾ける、そんな池上さんのような人を目指したいものです。
メディア人として読んで良かったと思える一冊。教科書的な本です。 あの池上彰氏が文章の師と仰いだのはどなたか、文章に「私」を入れることの難しさ、吉田調書問題をめぐる一連の騒動など、きちんもわかっていなかったことを理解することができました。 印象に残った一節は、「新聞が生き残るために重要なのは、記者...続きを読むの取材力を生かして、どれだけ読ませる記事を生み出すことができるか」 取材力と読ませる記事 書き手として必要不可欠な要素を再確認しました。
いつも社会問題をわかりやすく解説する本を書く池上さんが自分にフォーカスした本を書くのはおそらく初めてでしょう。NHK時代の仕事ぶりについてかなりいろいろと書いてあります。報道記者を志望する人は一度目を通しておいて損はないでしょう(就活生時代に読みたかった!もう少し前に出してくれていれば…!!)また、...続きを読む記者じゃなくてもビジネスパーソンにも参考になる仕事術も書いてあります。池上さんの報道への向き合い方もわかるのでおすすめです。
著者の本はニュース解説などが多いが、この本には自身の半生が書き綴られている。いままで経験してきた苦労や仕事の面白みなどが追体験できる。読んでいて頭に入りやすく、一気に読み終えてしまった。 他の人の人生を味わうことができる読書の醍醐味は、この本を読むことで十分味わうことができる。 第8章「チーム...続きを読むで働くことを学ぶ」は、今組織に属して働いている方、特にリーダーシップを発揮するような職種についている人であれば、共感できるところや実践に取り入れたいところが多い。 また、13章「忖度と空気」についても、自分にとっては納得感が高い内容であった。「面倒だからやめておく」というのが忖度の正体であり、わかりやすく、かつ非常に的確な解説であると思う。
ジャーナリストでありニュース解説でお馴染みの池上彰氏が自身のNHKでの記者時代からこどもニュースそしてNHKを退社してから現在のニュース解説の地位を築くまでの反省を書いた一冊。 NHKに勤務して今でも常に伝えることの最前線にいる池上氏が伝えるということについて自身の人生の振り返りとともに書かれてお...続きを読むり、色々と参考になることがありました。 地方勤務を経て東京での社会部記者時代、ニュースキャスター時代を経てこどもニュースの司会を行うことや独立後コメンテーターとしての活動や現在のニュース解説を行うようになるまでの苦悩なども知ることができました。 また、リポートの仕方や取材相手の人身掌握術や記者として原稿を起こす際に参考にした書籍なども参考になりました。 生放送時の対応や新聞社とテレビの違い、自身の報道についての考え方なども知ることができ池上氏の考えなども知ることができました。 記者時代のリポートのエピソードや平成に変わる時の様子やキャスター時代に伝えるために表現や呼吸法などを工夫したことやこどもニュースの番組を作る際の様子や池上氏が番組作りのなかで学んだこと、選挙特番での本音を聞き出すために注意していることなどは印象に残りました。 また、独立後自分の意見を言えないことに苦悩する姿も知り、今の姿からは想像できないとも感じるとともに氏の苦悩を知ることもできました。 テレビでは解説をしてる姿しか知らず本書を読んで池上氏の半生を知ることができまた新しい一面を知ることができました。 そして、池上氏の使っている短い時間に言いたいことを伝えることなどの技術は自分の人生でも使えると感じた一冊でした。
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