君と一緒に生きよう

君と一緒に生きよう

640円 (税込)

3pt

犬が好き――でも愛だけでは守れない。
捨て犬。野良犬。迷い犬。この世は不幸な犬で一杯!
どこかの一頭が飼い主にめぐり会えたかと思えば、どこかでまた五十頭が捨てられて、救われる犬は、ほんのひと握り。毎日こんなたくさんの犬が殺されている社会って、何なのだろう?
人と犬の出会いは、時に幸福をよび起こし、時に悲劇をひき起こす。
はかない命を救うために奔走する人々を通じて、現実をつぶさに見つめ、命の声に耳を傾けた傑作ノンフィクション。

絵本作家・スギヤマカナヨさんのイラストコラムも必見です。

※この電子書籍は2009年3月に毎日新聞社より刊行された単行本を、文春文庫より文庫化したものを底本としています。

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君と一緒に生きよう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    震災で被災した犬のシェルターでのボランティア経験から、動物愛護への関心が強くなりました。

    弱い立場にある動物たちの命、少しずつでもできる範囲で自分のできることやっていこうと思います。

    この本に、保健所でのガス室殺処分の描写が少しありましたが、犬の気持ちを考えたらすごく辛く悲しくなりました。大切な

    0
    2013年06月19日

    Posted by ブクログ

    命を繋いだ奇跡を体感。保護活動を始めた方々が、元々犬好きでないというのは意外だった。
    こうした方々の活動により殺処分数も減り続けてはいるが、直近データでも3万頭以上の犬猫が殺処分されている。ズンと来ちゃう方は保健所のシーンは飛ばし読み推奨。

    0
    2021年11月29日

    Posted by ブクログ

    犬を 飼っている 人
    犬を 飼おうと思っている 人
    犬が 隣にいる 人
    前世は 犬では なかろうか と 思っている 人

    そして
    犬を 保健所に と 思っている 人

    ぜひぜひ 一読して欲しい 一冊です

    0
    2019年03月01日

    Posted by ブクログ

    世は、まさにペットブーム。しかし、一方で人知れず殺処分されているペットの数は、依然として減ってはいない現代日本の現状。本書は、そんなペットたちの現状、無責任な人間達、ブリーダー、一方でそうしたペットたちを救おうと日夜奔走を続けているボランティア団体、個人でボランティアの人たち、獣医師達、そして里親の

    0
    2014年03月18日

    Posted by ブクログ

    ☆4
    捨て犬や野良犬、迷い犬。どこかの1頭が救われたと思ったら、またどこかで50頭が捨てられる。命を救うために奔走する人々を通じて、命の意味を考えるノンフィクション。

    もともと森絵都が好きだったし、動物の話にも興味があったので読んでみた。ほんとうに安易に飼って安易に捨てる人が多いと思う。生き物を飼

    0
    2013年07月29日

    Posted by ブクログ

    年間何頭の命が無慈悲に失われているのか。きっと、捨てる人は後をたたない。地球に生きるものとして、知るべき事実、命は弄んでいいものじゃない。

    0
    2013年05月27日

    Posted by ブクログ

    保護されて、幸せになった犬たちと家族のお話。

    背後には、人間の勝手で命を奪われていく沢山の命があることを
    忘れてはいけない。

    0
    2013年03月29日

    Posted by ブクログ

    犬を保護する人、里親になる人、その優しさや愛情に読みながら涙してしまう。 酷い現実を知ろう。それから考えるのは人それぞれだけど。飼っている人間により犬の生涯が左右されちゃうんだよ。

    0
    2012年10月08日

    Posted by ブクログ

    犬の保護と里親探しに奔走する人々を描いたノンフィクション。

    ここに書かれている話の多くは救われた命の話。よかったねえ、と思わず言ってしまいそうになるのですが、現実にはほとんどの捨てられた犬たちは最終章の『救われない命たち』の中に入ってしまうのです。

    この本を読んでいて思ったのは犬たちの感情の豊か

    0
    2012年09月06日

    Posted by ブクログ

    自分は動物大好き
    20代前半ペットショップでも働いてました。
    よく【売れ残った犬ってどうするんですか?】と聞かれるが…別に仔犬じゃなくなっても値段さえ下げれば、仔犬から飼うのがつらい老夫婦が買ってくれたりするので、そういうのは一切無かった

    個人的に思うのは
    世の中【教養のない優しさを優しさと勘違い

    0
    2023年02月27日

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