白夜行

白夜行

1,430円 (税込)

7pt

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別の道を歩んでいく。二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だが、証拠は何もない。そして19年……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。

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白夜行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年05月02日

    亮司と雪穂がどのような関係性だったのか。それは読み手によって解釈が異なるでしょう。特にラストシーンについては解釈の仕方によって物語の見え方が180度変わります。
    敢えて深くを語らないことがこの作品を傑作にしているのだと感じました。

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    Posted by ブクログ 2024年04月30日

    雪穂と亮司の壮絶な人生を2人の視線ではなく、彼らを取り巻く人間たちの視点を通してのみ物語がすすむ
    白夜に照らされた虚無の道を行く2人の姿に心が動かされた

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    Posted by ブクログ 2024年04月29日

    なんというか 圧巻
    読み終わった後の余韻すごい
    読み終わった直後ですが今から二週目行ってきます
    再読必至だと思ってしまう
    緻密に張り巡らされた伏線自分は気を付けているつもりではあったけどどの程度認識できていたのだろう
    こんなに長い間、傑作といわれているのも納得です
    今まで読んでなくてよかった 今この...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月22日

    ずっと薄暗いけど真っ暗な訳じゃなくて暗い中にも僅かな灯火とも呼べない程の光がある。暗いけど。これが東野圭吾さんが表現した白夜なのだろうな。地道に真相に迫っていく期待とどうか捕まらないでと思う矛盾が私の中にあった。

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    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    ずっと読みたかっけど、本の厚さになかなか読み始められずにいた一冊。
    もっと早く読んでいればよかった!一件の未解決殺人事件から、2人の人物の19年間を追いながらも交差することのないように見えた2人の間の特別な絆のようなものが少しずつ明らかになっていく。一度も2人が接触している場面はないのに、離れる事の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    2人が直接関わる描写がないがゆえに、ありとあらゆる想像が膨らむ。時には互いを傷つけ合っただろう、時には互いを慰め合っただろう、どんな二人の未来を描いていたのだろう。亮司が雪穂のために、二人が共に歩くためにはたらいた悪行は、「償い」「奉仕」「愛」そんな陳腐な言葉ではおさまらない。

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    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    ずっと読みたかった作品
    良かった!!

    1973年大阪の廃墟ビルで、
    質屋をしている桐原洋介という男が殺され
    発見された…
    捜査線上に浮かんできたのは、西本文代という女性
    結局事件としては迷宮入りするが、このふたりには、それぞれ子どもがいて
    「被害者の息子」と「容疑者の娘」を背負って生きていく彼らの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月31日

    読み進めるのに相当なエネルギーがかかった。

    東野ワールドを存分に楽しめる長編だが、結末が悲しすぎた…

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    Posted by ブクログ 2024年03月27日

    辞書かと思う分厚さの大作。

    登場人物の心情が一切描かれない、
    あまりにも不気味な情景描写。
    散りばめられる不穏な点と点。

    読み終わった後、
    1週間くらいぼーっとしてた気がする。
    満足感と喪失感。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月22日

    東野圭吾さんの作品を初めてちゃんと読んだ。中心人物らの心情を一切書かず、行動のみの描写に終始した表現法でここまでの逼迫感と悲壮感は圧巻だった。面白い。

    0

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