〈ひと〉の現象学

〈ひと〉の現象学

1,045円 (税込)

5pt

5.0

わたしたちは何によって“ひと”として生まれ、どういう理由で「あのひとらしい」と言われ、どのようにしてときにその権利が擁護され、ときに糾弾され、やがて“ひと”として消えていくのだろうか――。他者=「顔」との遭遇、愛憎という確執、個としての自由から、市民性・多様性、死など。“ひと”をめぐる出来事には常に、知覚、自己意識、理性、権利と契約、道徳と倫理といった哲学の主題が伴走する。本書はそうした問いの数々をゆるやかに開かれたまま差しだし、共鳴し連鎖する思考を展開していく。

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〈ひと〉の現象学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本の哲学者の権威ということで手に取ってみた。これがなかなか深い!読んでいて頭の中を駆け巡る自分の思考と対峙する時間は、とても意義深い。哲学書を読み味わう時間は、とても「ならでは感」を味わえる。
    顔は一瞬しか存在しないという言葉が一番印象的だ。

    0
    2022年04月09日

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わった!!!!めちゃくちゃ付箋貼りながら読んでた

    >一つのまなざしで見つめられると、それに従うか拒絶するかの二者択一しかなくなる。オール・オア・ナッシングの対応しかできなくなる。

    エスキモーの赤ん坊はめったに泣かない
    >肌の接触から子供の要求を察知し、先回りしてすべての欲

    0
    2021年03月26日

    Posted by ブクログ

    『人』を形作るもの、『人』が『人』としてあるための条件を他者=「顔」との遭遇から始まり、こころの領域、愛憎と確執、個としての自由、市民性、多様性、人間的であるとは何か、そして死という事象を知覚、自己意識、理性、権利と契約、道徳と倫理といった哲学の主題と共に繙いていく。難しくて少し解らない部分も多少あ

    0
    2020年03月02日

〈ひと〉の現象学 の詳細情報

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