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目黒女児虐待死事件で、5歳の被害児は保育園にも幼稚園にも通っていなかった。このような「無園児」家庭に、虐待、貧困、発達障害などの問題があっても、その実態は表面化しづらい。日本全国に3歳から6歳児で9.5万人いると言われている無園児の実態と就園の障壁について、全国4万人を対象とした研究の成果と、無園児の家庭や支援団体への取材を紹介する。病児保育のNPO法人フローレンス代表、駒崎弘樹氏との「幼児教育義務化」についての対談も収録。
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Posted by ブクログ
3歳以上は9割が幼稚園保育園に通っているが、通っていない子供達はどういう子か調査したもの。数で言えば最大9万人ということで -言語や手続きの煩雑さが障壁となる外国にルーツを持つ子供たち -障害や療育の問題で入園を断られる/近くに適切な施設がない 子供たちがいることがわかった。ただ、これは筆者も冒頭で...続きを読む断っているけれど、その中で虐待に繋がるのはどういう家庭なんだろうというのがあまりよく見えてこなかった。 そこで提案されるのは -3歳からの通園の義務化 -妊娠からの切れ目のない支援、etc. なのだが、根本的な問題として横たわるのはダイバーシティを認めない日本社会だろう。障害、国籍、性差。ケベック州の学校では、子供がフランス語(もしかしたら英語も含まれていたかもしれないが)以外で会話することは基本的に禁止されていると聞いた。えー⁉︎と思ったが、聞いてみれば外国にルーツをもつ子供が自分のエスニシティグループで固まることを防いで全体に溶け込めるよう促す目的があるそうで、移民に対する語学習得サービスの提供と相まって、語学を習得させることで国民の融合を図る姿勢に感銘を受けたものだ。日本でも、言葉ができない→何やってるのかわからない→排斥という流れになっているのだとしたら、この際日本語の習得も無償で義務化することも必要なのではないかと思う。 最後の対談で、待機児童問題=母親(女性)が子供を見て当然なのだからという考えがあり遅々として対策が進んでこなかったと言う指摘に、またここでもか!と納得。もし待機児童→父親が仕事を辞めざるを得ない状況だったらあっという間に改善されていたかもしれないという仮定を読んで、政策を作る側の当事者意識を高めるためにもとりあえずも国会や大臣レベルでの女性比率アップが早急な課題だなあと思った。
思っていたよりも、幼稚園にも保育園にも通えていない子がとても多くて、園の存在がセーフティネット、というのはよくわかる。市の~歳検診も、その最低ラインを拾うために作られているんだよな…
この調査を基に政策が進めばよいと思う。 日本人は、育児は母親がするものという考えが根深いだろうし、そもそも子どもを尊重する意識が低いと思うので、いつか、社会で子どもを育てるということが当たり前の世の中になってほしい。
もっとも支援の必要な人にはアウトリーチしていくしかない、は本当に共感する。 マルトリートメントの報道基準の話p92は確かに必要かも。医療通訳は、必要で、しんどい仕事で、どうなんだろう。 うーん。この本の感想じゃない。すみません。
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保育園に通えない子どもたち ──「無園児」という闇
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