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仮想通貨、データ取引、シェアリングエコノミー……。AIをはじめとするデジタル技術の発展は、これまでの「法」ではとらえきれない事態を生じさせ、さまざまな課題をつきつけている。近代社会を規律してきた「法」のゆらぎは一体何を意味するのか。ビジネス法の最前線で起きている問題を取り上げながら考える。
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Posted by ブクログ
日々進展する技術分野における法律の関わり方について小塚先生が執筆当時最新の事例を用いて説明 とても面白かった。また読み直したい
AIやシェアエコなど、データ利活用が生み出す新たなビジネスに対して、どのようなルールメイキングが必要になってくるか、課題を整理した本。平易な文章で書かれてるので、ICT関係のルールに興味がある人にとっては、かなり有用な入門書だと思う。 ただ、具体的な解決法が提案されてるわけではないので、それを期待す...続きを読むるなら、さらに別の本を読む必要があるだろう。
財物からサービスへ、モノからデータへ、契約・法からコードへの3つの柱で、民商事法、経済法、情報法の視点から、AI時代の法の現状をコンパクトにまとめ、将来の在り方を提示する良書。AIに関数r専門用語も簡潔に説明され、わかりやすい。日本の近代法の歩みがAI時代の国際的なルールの発展に資するだろうという...続きを読む(いい意味で)希望的観測で締められる。 ただ2019年時点のAI及びこれに関する法の最新動向を踏まえて書かれているので、今読まないと本書の内容はあっという間に古くなってしまうかも。それだけ旬な本。
AI・データ時代における法の存在意義・役割を説く。国内外の事例の紹介にとどまらず、現行の法体系との関係の分析や未来への提言がなされており非常に勉強になった。民商事系の研究者による著作という点でも貴重。
昨今のデジタルの急速な発達変化についていけない。 アナログ派のおじさんとしては落ちこぼれないように必死に本書に立ち向かった。 言わんとしていることはなんとなく分かる、「法律」でなく「法」は曖昧さもある。ただデジタル、特にAIが発達してさまざまな判断をAIが行うようになると、この曖昧さの部分はプログ...続きを読むラミングするのが色んな意味で難しいという筆者の指摘はもっともだと思う。 筆者は「コードが法にとって代わる」という表現を本書の中で繰り返ししているが、そういう社会を「法」が収めていくのは確かに容易ではないだろう。 読み方として、上記の理解で良いのかも自信がないが、SFの世界にありそうな、ロボットなりパソコンなりに人が裁かれたりするような事がないように、世界が一つになりルールを構築しないといけない世界になっているような気もする。
契約法令に詳しい学習院大小塚教授によるAIと法令の課題フロントを巡る考察。これまでの契約や取引は物の取引を前提としており、債務と債権の相殺・発生として整理されてきたが、自然発生し共有されるデータが財の主体となる今日の経済では、従来の契約や救済(不法行為や損害賠償)では対応できなくなっている現状を導き...続きを読む出す。データベース権のように個体の所属に分割できない権利の存在、プラットフォーム企業に対して国家が行ってきたはずのプライバシー保護を要請し、国家は個人のプライバシー保護を放棄する中国のような共産主義国家など、現在社会が直面するAIと法の問題点は根深い。
AIの領域で起きている変革に法律が追いついていないことが感じられた。 印象に残ったところ 衛星から観察した石油タンクの液量をもとに、投資判断を行う投資家がいる。ふつうの人間にはこのデータの使い方は思いつかないように感じ、これはある種のインテリジェンスだと思った。 法律と法は違うらしい。法律は、国会...続きを読むが制定したルールのこと。一方、法は、西洋近代法をもとにつくられてきた体系で、その発展の経緯から、ヨーロッパが歴史的に経験してきた社会の仕組みを前提としてもっているそうだ。その起源はざっくりいうと、共和政時代のローマ法→ナポレオン統治下のフランス民法典→ウェストファリア条約らしい。
読みやすい ・取引の対象がモノからサービスに変化することで、法(有形物の取引(e.g.売買契約)を中心とした体系になっている)による対処が難しくなっている ・法に代わり、コード(アーキテクチャ、技術的な仕組み)によって取引のルールが決まるようになってきている(コードがトラブルの解決を図ったり消費者を...続きを読む保護したりするための役割を果たすようにもなってきている)
AIが社会に取り込まれていく現在で、それをどう扱って行くべきかを問うた本。個人的には、倫理面の問題が面白いと思った。AIが人でさえも解決できない問題を解決できるのか。そのためには、どのようなプログラミングをすべきか。非常に難しいことだと思う。
3つの要点でまとめてみる ①AIおよびデータにより法に変化が訪れる →AIやデータ普及により、法律に変化の必要が迫られる。特に、モノ→サービスへと需要が高まる昨今において、モノを軸とした民法の契約形態は、変化をせざるを得ない。 ②プラットホームが法の役割を担う →GAFAといった、巨大プラットホ...続きを読むームサービスが、個人情報であったり、様々なデータサービスを格納し、情報として有してる中、そのサービス、情報取扱方法事態が後々法律。強いては、世のあり方を変えていくルールになる可能性すらある。 ③AI>法になる? →今までは法律により様々なものが整備されてきたが。それは、できなくなる。むしろ、データやサービスに併せた法整備。また、自国だけで完結できない。国際的な法整備が。必要になる。 ◎感想 →要点として上記が不足気味なのは、自分の理解が追いついていないからだと思う。が。それでもこの本が示唆してくれた、少なくとも今後今の法律は代わり、それは世の中の仕組みが一気に変わる。それも、今までに体験してきたことのないような、サービスと情報がメインとなる社会。また、日本だけにとどまることのない社会になることを示唆している。そして、今の法律が前時代的な法律で、かつ、日本の社会や世間の仕組みがいかに閉鎖的であるかを示している。変化に対応できるか。それは、人だけでなく。ルールもまた然り。
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