女流阿房列車(新潮文庫)

女流阿房列車(新潮文庫)

539円 (税込)

2pt

電車に揺られてうとうとが大好きなゆる女子鉄の著者が、鉄人編集者のマニアックでむちゃぶりな鉄道旅プランに身を投じ、線路の果てまでいざ出発。東京メトロ全線を一日で完乗、鈍行列車に24時間、東海道五十三回乗りつぎ、日本最長各駅停車。次第にエスカレートする旅程もなんのその、気づけばダイヤに縛られる快感の虜……鉄道の楽しさが無限に広がる、新しい旅の仕様をご提案。(解説・田中比呂之)

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女流阿房列車(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルからも判るとおり内田百閒にインスパイアされた、馬鹿馬鹿しくも羨ましい鉄旅。根底に流れるのは著者の宮脇俊三氏に対するリスペクト。これはもう自分にとっても最高の本だ。この中のどれをやるにしても、お金と時間と体力を要し、二の足を踏むものばかり。時刻表の上で旅を楽しむように、本書で疑似体験をするしか

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    2017年08月31日

    Posted by ブクログ

    IKKI『鉄子の旅』と『小説新潮』の相互乗り入れ企画、『鉄子…』キクチとの内容を比較するのもまたよし♪

    キクチ版『鉄子』連載時はIKKIを購読してました

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    2012年12月05日

    Posted by ブクログ

    東京の巨大なメトロネットワーク、1日で全部乗ることはできるのか?
    膝栗毛よろしく、京都まで53回の乗り継ぎで辿り着けるのか?
     
    乗り鉄マニア的には興味津々のテーマがずらり。コレをガチの鉄道ファンが書くととんでもなく濃い紀行文が出来上がるのですが、筆を執るのは絶景区間でもぐっすり眠り込むことに至福を

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    2016年09月18日

    Posted by ブクログ

    自分では全く旅をしない。金も暇もないわけではない。単なるものぐさであるだけ。

    要するに読み鉄。百閒、宮川、原そして、酒井。
    なぜ、この分野はこんなに面白いのだろう。日本中が新幹線だらけになり、寝台特急が消え、ローカル線がなくなっていくと、私の楽しみも消えてしまうのだろうか。

    自分の重い腰が上がっ

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    2015年11月21日

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんの旅エッセイ。読んでみて気付いたが、『負け犬の遠吠え』で有名な酒井順子さんだった。
    読みやすく丁寧な日本語を使う作家さんだな、という印象。エッセイほど文章の上手い作家さんじゃないと難しい。
    鉄人の決めたスケジュール通りに自称「ゆる鉄」の酒井さんが鉄道の旅をする。もちろん仕事の一環で

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    2015年11月14日

    Posted by ブクログ

    なんとなく都会派の代表のような酒井順子さんと、ベタな(あっごめんなさい、賛辞です)鉄道、という取り合わせが不思議な気もする、このコラボ。
    バリバリ鉄道マニアの編集者の立てたプランに基づき、酒井さんと女性編集者がただひたすらその行程をこなすという、楽園的なお仕事をまとめた本です。

    なあんて、言ってし

    0
    2012年09月02日

    Posted by ブクログ

    好きなことを肩肘張らず、淡々と。
    でも、酒井さんの目には、ちゃんと大事なところは見えている。
    酒井さんが高校生の頃のエッセイも読んでいるけど、昔から冷静な視線が変わらない。そういうところがいい。

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    2012年07月14日

    Posted by ブクログ

    どれも過酷な企画でもちろん面白く読みました。
    しかし、地下鉄でものを食べる女子と著者は結びつきません。見かけていたら引いてしまうかも。
    でもどこか冷静な視線が有るのは著者の特徴?

    0
    2012年06月10日

    Posted by ブクログ

    たとえ車窓からの景色がいかに絶景であろうとも、睡魔にはついつい身をまかせてしまうという、ゆる~い鉄子を自認する酒井順子さんにハードな鉄旅を強いる「小説新潮」の企画シリーズ。全11旅+おまけ1。タイトルはいうまでもなく、内田百閒に全面的に敬意を表したもの。また、随所に今は亡き先達、宮脇俊三氏へのオマー

    0
    2014年01月10日

    Posted by ブクログ

    この間読む本が無かったのでどこかで購入。面白かったです。百閒先生や宮脇さん、阿川さんと比べちゃうと落ちますが。

    ネットでの時刻表検索機能が出来て以来、どこに出かけるのにも楽になったなあとつくづく思います。時刻表は正直見なれてない人間にはわかりにくいですし、乗換も接続も自分がどのようにどこに行くのか

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    2013年02月20日

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