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精神科医は患者が病気であることを本当に証明できるのか。病気か〈甘え〉かをどこで見極めるのか。精神科医療において一人の患者にカウンセリングと薬を処方しての治療が同時に行なわれるのはなぜか。本書は精神科に勤務する著者が、臨床の現場で行き当たった疑問に一つ一つ立ち止まり、本当の「精神科医」になるために重ねた思索の結晶である。現代の精神科医療が抱える問題を掘り起こし、対人関係の原点を見つめる。
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Posted by ブクログ
薬は「構造に効く」という発想はおもしろい。人間はいかにして成り立っているのかという根源にさかのぼることができそうな切り口。
[ 内容 ] 精神科医は患者が病気であることを本当に証明できるのか。 病気か“甘え”かをどこで見極めるのか。 精神科医療において一人の患者にカウンセリングと薬を処方しての治療が同時に行なわれるのはなぜか。 本書は精神科に勤務する著者が、臨床の現場で行き当った疑問に一つ一つ立ち止まり、本当の「精神科医...続きを読む」になるために重ねた思索の結晶である。 現代の精神科医療が抱える問題を掘り起こし、対人関係の原点を見つめる。 [ 目次 ] 第1章 薬物は何に効くのか―臨床における患者の“構造” 第2章 患者をどのようにして“わかる”か 第3章 患者は“ありのまま”に話すか 第4章 精神科医は何を診るか 第5章 「まず診断ありき」は当たり前か―“普遍的治療”のあり方 補章 症例検討会を検討する [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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熊木徹夫
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