政令指定都市 百万都市から都構想へ

政令指定都市 百万都市から都構想へ

924円 (税込)

4pt

3.6

かつて政令指定都市といえば、横浜や京都など日本を代表する「華やかな百万都市」を意味した。しかし市町村合併推進のため、従来のイメージからほど遠い都市が次々移行した結果、その数は二〇に達した。一方、近年の経済的停滞により税収は激減し、老朽化した施設や生活保護への対応が重荷となっている。「大阪都構想」などの改革で大都市は甦るのか――。歴史や統計、インタビューから、日本の大都市統治を問い直す。

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政令指定都市 百万都市から都構想へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    政党システムや代表制、税制のもたらす影響に加え、社会経済的な大きな構造の変化に着目して、環境の異なる都市がそれぞれ直面する問題や、都市とそれ以外の地域の葛藤、国と都市との関係を整理したもの。

    0
    2018年11月23日

    Posted by ブクログ

    政令指定都市に焦点をあてて、論じた著書は皆無であり、その意味では貴重な本である。
     政令市の歴史の部分は、とてもおもしろかった。

    しかしどのような政令指定都市像が構築できるのか、筆者自体も検討しているようで、明確ではない。

    0
    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    自治体職員となるにも関わらず、「そういえば政令指定都市制度のことよく知らないなー」ということで、勉強のために手にとった新書。
    とても勉強になりました。

    基礎自治体(市町村のこと)や広域自治体(都道府県のこと)とは何か、そして、横浜や大阪や名古屋といった大都市により強い権限を与える論理は何なのか。

    0
    2013年09月05日

    Posted by ブクログ

    大都市の統治制度の歴史・現状を余すところなくまとめられている。大都市の未来について語る際には、本書の論考を必ず頭に入れた上で議論すべきだと思う。

    0
    2013年09月03日

    Posted by ブクログ

    題名通り、政令指定都市という行政区分についての新書。
    身近かつ重要、しかも、あまり解説書もなく、大阪都構想などにより近年再考されるべきものになっているため、テーマ設定としては素晴らしい。


    内容としても、政令指定都市についての理解が深まり、それこそ公務員を目指す人などにも有効な本だとは思う。
    イン

    0
    2018年09月29日

    Posted by ブクログ

    よく網羅的に調べて書かれていると思います。しかし記述が客観的すぎて、筆者が政令指定都市制度がどうあるべきなのか、大阪都構想をどう評価しているのか知りたいところ。

    実は本書で一番驚いたのが、橋下徹市長の公務の実態についての部分。彼は、全国の市長が当たり前にこなしている「全市的イベント」「住民・団体対

    0
    2013年09月10日

    Posted by ブクログ

    大都市制度は正直難しい分野だと思う。
    わが国には色々な都市があり過ぎるからだ。同じ政令指定都市でも、県との関係や経済規模など大阪と横浜では置かれている状況が違う。
    このこともあり、一律な議論が難しいと思われる。実際、ちぐはぐな本だという印象を受けた。しかしながら、政令指定都市について包括的に述べられ

    0
    2013年08月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    政令指定都市について、他の自治体や英仏の自治体との比較、政令市の沿革をなぞり、特に大阪市を例にその限界を指摘し、新たな大都市制度の必要性を記している。

    0
    2013年12月14日

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