天皇と右翼・左翼 ──日本近現代史の隠された対立構造

天皇と右翼・左翼 ──日本近現代史の隠された対立構造

935円 (税込)

4pt

3.0

近現代日本を動かしてきたのは、幕末以来の天皇家と伏見宮系皇族(旧宮家)の対立と裏社会の暗闘である。対米戦争へ主導したのは反英米的な軍・伏見宮系皇族・一部の長州閥有力者で、彼ら右派は昭和二十年八月十五日の宮城事件、三島事件など数多く事件を起こし、潜在的に反(昭和)天皇だった。昭和天皇・貞明皇后は左派勢力と個人的につながり、親天皇=保守=右翼ではなかったのだ。従来の右翼・左翼観を打ち破り、近現代日本の支配層における対立構造を天皇を軸に描き直す。

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天皇と右翼・左翼 ──日本近現代史の隠された対立構造 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    驚くような事実ばかり!この著者はどこまで信じてよいのか?単なる与太話の類いではないのか?昭和天皇が岸信介を嫌っていた。岸は自民党への入党を断られたら社会党に入るつもりだった。終戦の詔勅が14日に出されようとしたとき、右派にとっては昭和天皇は正統性を失い、戦後は北白川宮道久を擁立しようとしていた!竹田

    0
    2020年08月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やや話が散り気味だが、面白く読んだ。日本の近現代の裏面史に、独自の視座を与えてくれる。ただ、江戸時代の尊王攘夷思想からの影響や西郷隆盛の思想まで掘り下げて欲しかった。おそらく、天皇の下での平等という水戸学以来の思想が、外来の社会主義と偶々合致した側面があったのではないか。このため、戦前においては、水

    0
    2020年05月08日

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