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性同一性障害のタシケ、父親の非業の死で言葉を失ったクチナシ、そして父による母殺しの十字架を背負い続けるサヤ。それぞれの運命が絡み、苦しみの果てに居場所を見つける感動の物語。
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Posted by ブクログ
性同一障害のタシケ 父が母親を殺めた犯人と疑うサヤ 父親の猟銃自殺を幼少期に見たクチナシ 思い十字架背負ってしまった3人が 偶然に出会い交じり合う事で 自分に起こった出来事を直視し受け入れる なんとも重い運命を背負った3人の話に 結末がしんどい物になるのか? と思いましたが 3人の幼少期に起きた出...続きを読む来事が 結末で一つに重なり合うという 上手く仕上がった作品だと思いました 読後感はスッキリした良い作品でした
表紙の美しさに吸い込まれた 青を基調とした1人の女性の絵で その女性の表情は悲しみにも怒りにも見える この作品はトランスジェンダーで幼い頃はオノマトペしか話すことの出来なかった(タシケ) 妻殺しを疑われた父のせいで祖母から娘を殺した殺人鬼の娘として育てられた(サヤ) 父が目の前で自らを銃殺し、そのト...続きを読むラウマから言葉が話せなかった(クチナシ) 幼い頃から世界の不条理と戦ってきた3人は ある日の駅のホームで出会う タシケは女性であったサヤの名前を捨てて(タシケ)として生きることを決めた ある日出会った猫とオノマトペで会話する彼から彼が捨てた(サヤ)の名前を付けられた 幼い頃言葉は話せなかったもののオノマトペを話す少女と仲良くなり(クチナシ)のあだ名を付けられた 3人は苦悩を乗り越え サヤ、多恵、耕太郎は タシケ、サヤ、クチナシとなった 周りの人の死によって彼らは人生の喜びを知ることとなる この作品で命の尊さを知った 自分の人生がどれほど幸せな事かを噛み締めることが出来た 人生における大切なものを学べた気がする 自らの人生に迷いのある人は是非読んだ方が良いだろう
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