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「もしかして視えてる?」――孤独でやる気のない高2の真彩(まあや)。過去の事故がきっかけで幽霊が見えるようになってしまった。そんな彼女が出会った“幽霊くん”ことサトル。まるで生きているように元気な彼に「死んだ理由を探してもらいたいんだ」と頼まれる。記憶を失い成仏できないサトルに振り回されるうち、ふたりの過去に隠された“ある秘密”が明らかになり…。彼らが辿る運命に一気読み必至!「第4回スターツ出版文庫大賞」優秀賞受賞作。
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Posted by ブクログ
3.8 まずまず面白かった。 作者は普段本を作る側の人らしいですね、どの様な経緯で執筆する事になったのかは分かりませんが、読みやすかったです、ただちょっと盛り上がりに欠けるのと、あまり意外性のある展開では無かったというのが残念でした。
死んだ理由が分からない覚と、生きている理由が分からない真彩の物語でした。 どちらも「理由」を探していました。どうして苦しい境遇に立たされなければいけなかったのか?納得できるワケを求めて奔走する姿に、感情移入をして読むことができました。 物語の始まりが面白くて良かったですね。覚が真彩に死んだ理由を探し...続きを読むて欲しいと頼むことによって、繋がりができるという流れが良かったです。「覚の死因」という大きな謎が提示されているので、序盤で興味を惹かせる造りになっていると思います。 幽霊なんて視えても嬉しくもなんともない真彩にとって、覚は嫌な相手。それなのに、二人で過ごす時間が増えていけば増えていくほど、真彩が抱く覚への気持ちも変わっていく。嫌い→大切な人へと発展していく流れを、楽しみながら読むことができました。 高校生の女の子と、彷徨う幽霊という二人に波乱を運んでくるカナトも良い味を出していました。行動や言動が一貫していて、迷いがない。さらに幽霊を祓うことができる力(のようなもの?)まで持っている。カナトがどんな行動をとるのか、まったく予想できない所が良かったです。
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八月、ぼくらの後悔にさよならを
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小谷杏子
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