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さわや書店で「文庫X」という企画を立て、全国的に注目された書店員がいます。その書店員の経歴は、慶應義塾大学理工学部中退、そして元ひきこもり。本書は、10代、20代を「しんどいなぁ」と思いながら過ごしてきた著者が、生きづらさを感じている人たちに手を差し伸べたいという一心で書きました。書店員として多くの書物に触れてきた知識を生かして、現代に生きる意味を分析し、前向きになるための考え方やヒントを紹介します。
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Posted by ブクログ
2019年に出版された本書ですが、コロナ禍を経た2024年の今「多様性」と言いながらも多様な考えが許容されない空気感がある中で、色んな方に読んでもらいたいと思える内容でした。 本の中で触れられている時代の空気感(自己肯定感が高く、夢や目標に向かって全力で努力するタイプA的な生き方を称賛、自分の好み...続きを読むをより追求しやすくなった反面視野が狭くなる…等)がより濃度を増してる気がするからです。 多様な生き方、価値観を肯定し、他者との距離感や自分の在り方のヒントくれるなと思いました。
世間的にどう評価されてるか知らないけど、私にとって今読むことができてよかった、得られるものがあった本です。私のために書かれたのではないか?と錯覚するほどぶっ刺さりました。 この強烈なタイトルに少しでも興味ひかれたなら読むべきです。人生やっぱりだるいけど、でももうちょっと頑張ってみてもいいかもなと思え...続きを読むました。この言葉いい、覚えとこうっていうところに付箋を貼ってたら最終的に30箇所くらいに。 引用がかなり多いですが、その引用もなかなか面白くて引用された本も読んでいきたい。
ちょっととりとめもない形の論の運びだけど、言いたいことや今の社会に対して考えていることはよく分かる。基本的にはインターネットやSNSによって、見たいものしか見なくなりがちになってることや、他人に自分がどう見られているか価値基準を外に置きがちな世の中とどう距離を置くかに主眼がある。 ただ、少し疑問に思...続きを読むうのは、タイプAのように夢を追いかけない生き方、日々を受け入れる生き方で良しと思えるかどうかは、実はほとんどの人がその日常を受け入れていて、それが受け入れられない人の方が少ない気がすること。なぜ、さして夢がなくてもタイプAのように生きるべき、と思うのかといえば、自尊心の問題が大きいと思う。おそらく、日々なんとなく生きれている人の方が圧倒的に多くて著者のようにタイプAを目指せなくて辛いと考えるのは、そこに捨てきれない自尊心を抱えているからじゃないのか。であれば、ことはその自尊心とどう健全に付き合っていくかになるだろう。
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このままなんとなく、あとウン十年も生きるなんて マジ絶望
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長江貴士
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