歴史を変えた10の薬

歴史を変えた10の薬

鎮痛薬やワクチンなど、昔からある医薬品を中心に、その起源や薬の開発のいきさつなどを紹介しながら、その薬と社会とのかかわりが描かれています。現在の製薬企業のありかたや医薬関連の規制についての話や、とくに米国で社会問題となっている薬物依存症の状況も盛り込まれ、製薬をめぐる世界を俯瞰してみることができます。薬に関する科学的な説明部分もわかりやすく簡潔で、開発のいきさつは物語を読むようにドラマティックで興味を引き、しかも全体的にコンパクトにまとまっているので、一般の人も抵抗なく飽きずに楽しめる内容です。単なる薬にまつわる「小ネタ集」ではありません(もちろん、驚くべき小ネタもたくさんあります)。有史以来、ヒトはどのように薬と付き合い、法律を定め(そのことにより裏の世界が開花しました)、開発し、制度をもうけていったのか、そして、これからどうなっていくのか……。きっと世界史を見る目を変えてくれるでしょう。

...続きを読む

歴史を変えた10の薬 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    病院に行って、診察を受けたとき、特に何もするわけでもなく、聴診器を当てて、「はい、○○さんお薬出しておきますからね。お大事に。」
    のような、治療(=薬をだすだけ)が多くなってきていないでしょうか。

    SFのような時代になってきました。
    もう糖尿病も薬だけで治る時代になるでしょう。

    この本で、改めて

    0
    2021年01月02日

    Posted by ブクログ

    ・アヘンやモルヒネなど聞いたことのあるクスリの歴史と背景がよくわかる。

    ・薬がたくさんの研究者によって完成させられるものであり、知の集大成であることがわかる。

    0
    2022年04月21日

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろかったですが、翻訳がちょっと。
    知らないことが多く、勉強になりました。ドラマチックです。

    0
    2021年02月10日

    Posted by ブクログ

    人類史に重要な影響を与えた10の薬が紹介されている。インスリンのような誰もが知る薬ではないがアヘンのように知る人が多いものからモノクローナル抗体のようなものまで様々だ。

    米国のオピオイド汚染の話をある通り、生涯に薬摂取量はずば抜けている。一方日本はどうなのだろう。

    こうした薬学、科学の進歩は見て

    0
    2020年08月22日

    Posted by ブクログ

    書店で目に止まり購入。
    以前読んだ「新薬の狩人たち」と似た感じかと思ったが、正直だいぶ違う。アヘン、オピオイドなどはページが割かれており、雑学的な読み物として非常にためになった。
    ボリュームがあるので軽い気持ちで手を出し辛いが、個人的には楽しく読めた。

    0
    2020年03月14日

歴史を変えた10の薬 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す