われらみな食人種(カニバル) レヴィ=ストロース随想集

われらみな食人種(カニバル) レヴィ=ストロース随想集

現代思想に構造主義を持ち込み、知的光景を一新した人類学者レヴィ=ストロースが、晩年にイタリアの日刊紙『ラ・レプブリカ』に連載した時評エッセイ集。時事ニュースを構造人類学による大胆な連想と緻密な論理で掘り下げ、パズルを解くように描き出す。巻頭には実質的論壇デビューを果たした論考「火あぶりにされたサンタクロース」を収録。80年以上にわたる知的営為をエッセンスの形で読める、最良のレヴィ=ストロース入門。

...続きを読む

われらみな食人種(カニバル) レヴィ=ストロース随想集 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    レヴィ=ストロースの時事問題などを踏まえたエッセイ集。

    1952年の「火あぶりにされたサンタクロース」が最初にあって、そこから一気に1989年に飛び、1年に2つづつくらいのペースでかかれ、2000年のエッセイが最後。全部で17本の珠玉というのがまさに相応しいエッセイ集。

    この半世紀にもわたる執筆

    0
    2020年02月28日

    Posted by ブクログ

    このところの自分の思考に顕著なある傾向には、おそらく文化人類学の論考に近しいものがみられるのではないかと思い手に取った。もっとも入門的なところに位置すると思われる一冊だが、正直なところ自分程度の教養では立ち向かうのは難しかった。それでも著者がいかにフラットな視野で世界を見ていたか、それを膨大な教養と

    0
    2021年04月23日

    Posted by ブクログ

    レヴィ=ストロースの思考のエッセンスが詰まった評論集。社会的事象に対して、そこから根底にある人々の思想、意識にまで抽象化した推論を行う。一見関係がなさそうな事象でさえその卓越した、帰納的思考と演繹的思考によって鮮やかな線として炙り出す。特に『まるであべこべ』では、日本人の振る舞いから見られる特徴を求

    0
    2020年05月05日

われらみな食人種(カニバル) レヴィ=ストロース随想集 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す