日本銀行 失策の本質

日本銀行 失策の本質

2,200円 (税込)

11pt

4.5

◆日銀の失政を明らかにする超辛口の経済ドキュメント
株式時価総額がJPモルガン以下となってしまった邦銀。ゼロ金利の罠に落ちた日本は、いまや世界の反面教師になってしまってます。このような事態を生み出した責任は日本銀行にあるのです。本書は、澄田、三重野、松下、速水、福井、白川、黒田の7代の日銀総裁の政策を検証、何を誤ったのかを明らかにする本格的金融ドキュメント。
2-5章では、澄田――機能しなかった日銀考査、三重野――世論読み違えた日銀出資、松下――日銀法改正に追われてコールデフォルト放置、速水――企業債務問題を読めずゼロ金利解除、福井――奢りの構図としての村上ファンド問題、白川――リーマン危機を読み違い、黒田--説明なき緩和縮小など、歴代総裁の失政を知られざるエピソードも交えて辛口に解説します。筆者は30年以上にわたって日本の金融政策をウォッチしてきたベテラン記者。これまで明かしてこなかった逸話もふんだんに織り込まれています。
最後の6章ではこのような事態に陥った日銀の突破口はどこにあるのかを提言します。

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日本銀行 失策の本質 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    著者太田氏のスタンスが素晴らしい!
    日経記者・金融経済アカデミズム・批判的検証どれも超一流

    1.澄田総裁はバブル主犯ではない
     87年ブラックマンデー
     89年消費税導入→これを誰も指摘しない
     この国策を背負っての金融舵取り
    2.三重野総裁 平成の鬼平
     日本経済の根幹が崩壊に気付くも遅かった

    0
    2020年05月01日

    Posted by ブクログ

    本書は、日銀の金融政策を現在から振り返って評価するとともに、政治との距離関係もわかりやすく大胆に書いている。「政治・金融の総合ストーリー」とも言える。
    本書を読んで、経済と金融政策は実に奥深いものだと感じたが、そもそもヒトが経済をコントロール出来るものなのだろうかとも思った。
    本書は「経済」の話とと

    0
    2020年02月22日

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