触れもせで 向田邦子との二十年

触れもせで 向田邦子との二十年

660円 (税込)

3pt

4.5

遅刻魔――あんなに約束の時間にいい加減な人も珍しかった。嘘つき――大きな嘘も上手だったが、とりあえずの小細工もうまかった。泥棒――どこを探してもあの人からもらったものなど出てきはしない。奪られてばかりいた。20年のパートナーなればこその知られざる「向田邦子の素顔」をはじめて明かす。

...続きを読む

触れもせで 向田邦子との二十年 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    数ある作家のエッセイの中で一番好きな本かもしれない。
    向田邦子とのエピソードがとても綺麗な日本語でつづられていて、著者の向田邦子への思いが伝わってくるし、読み終わった後も、さわやかな気分がする。向田邦子は飛行機事故で亡くなってしまったけれど、この一冊には彼女とのエピソードの一つ一つに楽しい思い出やそ

    0
    2018年09月10日

    Posted by ブクログ

    私の中で、じわじわとダメージが来るようなニュースがありました。
    久世光彦さんの死去。

    ふと、読み返したいと思ったのはエッセイ集でした。
    「触れもせで。」「夢あたたかき」などなど。
    いつかお会いしたいなと思っていた人は、どこか遠くへ出かけてしまいました。
    だから、久世さんの大事に丁寧に表現されていた

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    著者が向田邦子について書いた最初の作品を再読。本作では、向田さんに対する親愛の情(の、ようなもの)が素直に表現されているように思うが、2作目の"夢あたたかき"ではその部分が薄まった気がしてギャップを強く感じた。それが事故からの時間の経過のせいなのか、それとも久世さんが敢えて離れよ

    0
    2014年09月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。二人の関係を男と女にあてはめるには下世話だし、仕事仲間というには濃すぎるし、親友というには隠した部分が多いし、二人は二人でしかなく、それがとてもうらやましい。全編に向田さんの不在と喪失が顔を出し、「ああ、この人は若くして急にいなくなってしまったんだなあ」と泣けてくる。こんなふうに向田さんを失っ

    0
    2018年12月30日

触れもせで 向田邦子との二十年 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

久世光彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す