無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「お金儲けは悪いことですか?」
2006年6月、ライブドア事件に絡みインサイダー取引を行った容疑で東京地検に逮捕され、のちに執行猶予つき有罪判決を受けた村上ファンドの村上世彰氏。逮捕間際に言ったその言葉が印象的だった。以後、表舞台から姿を消したが近年株式取引の世界に復帰。その動向が注目されている。
本書は、その村上氏の初の諸著であり、半生記であり、投資理念の解説書でもある。
灘高―東大法―通産省を歩んだエリートがなぜ投資の世界に飛び込み、いったい何をしたのか。事件となったニッポン放送株買い占めにおいて、いったい何があったのか。彼の投資哲学、日本企業への見方はどうなのか。今後何をしようとしているのか。
嫌われ者を自認する村上氏が、その実像と思いを自らペンをとって書き上げた話題作。
解説・池上彰
※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
Posted by ブクログ 2024年01月21日
企業をあるべき姿に正すという投資の姿勢にとても感銘を受けた。
リターンばかり追い求めるのでなく、企業を応援したい、成長してほしいという想いがあっても良いと思い直せた。
自分は当時、事件があった時の社会の空気感を感じられるほど大きくなく、本書で始めて知ったが、投資家に対する世間の忌避感のようなものが...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月20日
上場して資金調達しその金を積極的に投資に回し、やがて十分な運転資金を事業から得ることができるようになった企業は利益を積極的に株主に還元し、リターンを得た投資家が次の有望銘柄に投資することで資金が有効に活用され続ける。
これが健全な株式市場の資金循環であり、この達成のためにコーポレートガバナンスの浸透...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月18日
【選書理由】
直前に、『ブラックストーンウェイ』を読み、世界的PEファンド創設者(スティーブシュワルツマン)の世界の見方を覗くことが、こんなに読書体験として面白いものかと気づき、その日本人バージョンということで、村上ファンドの村上世彰氏の自伝的本を読みたいと思い、メルカリにて購入。
【感想】
とて...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月17日
村上さんの自伝。
自分の経済の知識が足りてないのを実感もしたが、それでも十分面白く読めた。
結構叩かれてる人後ろ指を指されてる人みたいなイメージを勝手に持ってたけど、企業の内部留保の吐き出しのために尽力したり社会貢献活動とかボランティアのための財団運営もされてて好感度が上がった。(何様)
こうい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月21日
かつて話題になった村上世彰さんの自伝。呼んでいて非常に優秀で理想主義の人だと感じた。
「物言う株主」が何かやその良い点が何かについて、この本を読むことで良くわかる本。コーポレートガバナンスの重要性を唱え、企業価値を有効に引き出せていない(価値を上げる余地がある)会社の株を買い、バリューアップして売り...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月18日
投資家はお金持ちで欲の深い人達だと思ってた。
全然内容なんて知らなかったけど、「村上ファンド」は悪い人達だと思ってた。
この本で善悪の判断は出来ないけど、著者は経営と投資に本気で向き合ってきた人だというのは分かる。
書いてある考え方はこれからの日本に必要な事だと思う。
というより、投資家の考え方が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月26日
村上さんの意見には大いに賛成。
資金循環がないから日本経済は停滞する
大企業が資金を無駄に溜め込み、持ち合い株をするからこそPERが米国に劣る。
コーポレートガバナンスは一向に機能しない
買収防衛策に安易に走るが、企業価値の向上には汗をかかない
お金儲けは悪、という風潮
上場企業を私物化する経営者...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月15日
・
最近のホリエモンや村上世彰さんのご活躍を見ていて、この人たちは本当に有罪判決を受けたのだろうか?と不思議に思っていました。
・
解説の池上彰さんも『どうせなら逮捕されたときの検察官とのやりとりや、”塀の中”での様子についても描いてほしかったのですのが。』とおっしゃっていて、そのチクリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月09日
おそらく自分はざっくりとしか理解してないのだが。それでも読み応えあってよかった。ちょっと昔の話だけど、でも大まかにはあまり状況変わってないはず。
バンカー、アナリストとかになりたい学生には必読書だと思われる。
敵対的買収について、自分の持つ金融市場知識でも臨場感ありながら感じることができる。
日本...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。