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Posted by ブクログ 2021年12月24日
「資本主義と闘った男」宇沢弘文氏の名著。自動車に限らず、任意の製品や仕組みを導入するときに、社会全体でどのように費用が発生しているのかという思考実験を実演している。本書が出版された1974年は世の中に急速に自動車が流通され始めた時代であり、政府が一斉に高速道路の建設など、社会を自動車向けにし始めた時...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月01日
この本にある経済学的な思考は誰にでも備わっているべきである。我々は、社会的な価値判断を前提として生きている。しかし、その社会的価値判断は一度下されると、再び検討されることがない場合がある。それが問題となるのは、本書の主題となっている「自動車通行に伴う社会的費用の発生」といったような、社会的価値判断が...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月03日
現実の社会問題と経済学の理論とが、斬り結ぶさまを学ぶことができた一冊。
自動車という、それなしには考えられない事柄に対しても、批判理論を展開し、同時に理論的な枠組みを越えた社会規範についても論じられている。
社会経済における自由と公正に関する議論では、”応益負担””応能負担””応分負担”それぞれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月18日
子どもの頃から疑問だったんですよ。自動車事故死が連日報道されても車は規制されない、どころか車に乗ってる人たちは偉そうで…車運転してる人たちだけで道路つくるお金払えばいいのに、などなど。ネット普及してからは、車利用者が実に自己本位な事がわかってビビりますし。「そんな素朴なことじゃ世の中わたっていけんよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月17日
自動車が生み出す外部不経済とそれを社会的費用として内部化する方法についてコンパクトにまとめられた良書。
自動車は混雑や事故、環境汚染などの外部不経済をもたらすのだが、そのコストを計算し、自動車利用者に負担させようというのが外部コストの内部化である。本当にわかりやすくまとめてあり、経済学初心者の方でも...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月13日
社会的公共財としての道路を使用する自動車の社会的費用の賦課方式は、自動車保有と使用に対してなされる。理想的道路の構造および自動車な公害防止基準に依存する。観光道路も同様。
歩車分離、自転車道、歩行者保護や公害防止等の為、自動車重量税、ガソリン税が使われるべきと言えるが、すでに一般財源化されており、ど...続きを読む
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