忌品<新装版>

忌品<新装版>

550円 (税込)

2pt

3.1

「道具」に秘められた魔の力と、
それに引き寄せられてしまったひとびとを描くホラー短編集。

★眼鏡 亡父の仕事場で見つけた円縁眼鏡をかけると、白紙の本に奇妙な活字が現れた。
それは自分に向けてかかれたもののようだった。
★口紅 なぜ愛されるのが自分ではないのか?
暗くつめたい部屋でひとり飲むワインが、看護婦・峰子の思いをゆがめ、煽り立てた…
★靴 今春、小学校へ入学予定だった娘を事故で亡くした蒲生。
彼の押入れから、娘のために買っておいた小さなスニーカーが出てきた…
★ホームページ 高校時代の女友達について不思議なことがあるのでリンクを見てほしい。松浦に奇妙なメールが届いた。
彼女は昨年事故死していた…
★携帯電話 駅のホームで飛び降り自殺を目撃してしまった。
全身の震えが止まらなかった。そして手許には死んだ男が残した携帯電話があった…
★スケッチブック 体に十字の傷を切り刻む幼児連続殺人事件の犯人は、十二歳の少女だった。
作家・狭川の脳裡には三十年前のある事件が甦っていた…
※本作品は、「忌品」を加筆修正した新装版です。

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忌品<新装版> のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    遺品、あるいは忌品
    故人の残した物品に関わった人間が巻き込まれていく恐怖

    延々とある家系に受け継がれていくメガネや、現代ネット上に無数にあるホームページにまつわる話、その他にもモノが織成すホラー

    0
    2010年01月01日

    Posted by ブクログ

    現実には有り得ないと思うような話も読んでいるうちに、いつの間にかこの世界に引き込まれ、もしかして、もしかするかも…?と思わさせられました。登場する遺品が、どれも身近に存在するものばかりなので、余計にそう感じられたのかも知れません。まぁ、遺品と言うものは大抵、身近にあるものですけれど…。ただ、「遺品」

    0
    2010年02月08日

    Posted by ブクログ

    角川じゃないけどホラ−


    こういうホラーはなかなかめぐり合えないね・・・

    遺品に宿るホラー

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「眼鏡」・・・訪れた実家で、亡き父の眼鏡を見つけ、
    かけてみると、書棚の中に異彩を放つ
    1冊の黒革表紙の本が目に付いた。
    そして、その本を開いた時、それは現れた・・・。

    「口紅」・・・自分の人生に不満だらけの看護師・峰子は、
    入院中の仲のいい夫婦を嫉み、自分がその幸せを奪おうと、
    夫をたぶらかそう

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ホラーというより、なんとなく不愉快になる短編集。
    悪意の塊のような物語は嫌いではないけど、これはそこまで至らない。
    つまりは中途半端な不愉快話。

    まぁ、
    悪くはなかったけど。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ケイタイが出てくる作品。
    妻となる子との会話、あれ、ケータイでやってるんじゃないの?なんかおかしい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「スケッチブック」みたいなことは本当にあるんじゃないかと思ってしまう。
    「携帯電話」みたいな話も好き。

    0
    2015年11月02日

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