宇宙から帰ってきた日本人 日本人宇宙飛行士全12人の証言

宇宙から帰ってきた日本人 日本人宇宙飛行士全12人の証言

1,500円 (税込)

7pt

歴代12人の日本人宇宙飛行士はそこで何を見たのか──。
総力取材で明らかになる、宇宙体験のすべて。

立花隆『宇宙からの帰還』が出版されて30年以上が経つ。
同書で紹介された宇宙飛行士たちの「神秘体験」「宗教的体験」は、当時も今も大きなインパクトを読者に与えている。
本書は、歴代の日本人宇宙飛行士全12人に取材を行った史上初の書籍となる。
宇宙に行った彼らがどのようなことを感じ、考えたか。問いかけの下敷きになっているのは立花隆の前掲書であり、「神秘体験」の有無、地球がどのように見えたかなど、実存的、哲学的な領域を中心としている。
日本人宇宙飛行士も“神”を感じたのか?
彼らが自らの体験を振り返ったときの違いは、どのような点から生じているのだろうか?

【目次より】
CHAPTER1 この宇宙で最も美しい夜明け――秋山豊寛の見た「危機に瀕する地球」
CHAPTER2 圧倒的な断絶――向井千秋の「重力文化圏」、金井宣茂と古川聡の「新世代」宇宙体験
CHAPTER3 地球は生きている――山崎直子と毛利衛が語る全地球という惑星観
CHAPTER4 地球上空400キロメートル――大西卓哉と「90分・地球一周の旅」
CHAPTER5 「国民国家」から「惑星地球」へ――油井亀美也が考える「人類が地球へ行く意味」
CHAPTER6 EVA:船外活動体験――星出彰彦と野口聡一の見た「底のない闇」
CHAPTER7 宇宙・生命・無限――土井隆雄の「有人宇宙学」 エピローグ 宇宙に四度行った男・若田光一かく語りき

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宇宙から帰ってきた日本人 日本人宇宙飛行士全12人の証言 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    立花隆の宇宙からの帰還。高校3年の時に親友から薦められて読み、科学と哲学の融合を、宇宙という無限を感じる存在に対して宇宙飛行士の神の頬に触れた瞬間というインタビュールポタージュで、とても心に残っている。
    本書の筆者も、12人の日本人宇宙飛行士も、自分と同じように立花隆氏の影響を受けている事に、少し感

    0
    2020年03月06日

    Posted by ブクログ

    宇宙から見た「地球」の感想を読むのが特に好きだ。
    ある時、もちろん僕は地球上にいてのことだが、
    地球は巨大な一個の「生命体」だと思い至ったことがあった。
    この本でも、地球を生命体として感じたと、複数の宇宙飛行士が語っている。
    宇宙飛行士の体験談を引き続き読んでいくことにする。

    0
    2020年02月13日

    Posted by ブクログ

    日本人で宇宙飛行を経験した人はこれまで12人。その全員へのインタビューをまとめた一冊。彼らも著者も、そして私も立花隆著「宇宙からの帰還」を意識した。文化や宗教の違いを超えて、米国人宇宙飛行士たちと同じように創造主の存在や地球への愛おしさを語る人がいる一方、新世代の宇宙飛行士の中には仕事で出張に行った

    0
    2020年01月19日

    Posted by ブクログ

    200101.新年一発目。
    宇宙に行きたくなる本。
    ミクロとマクロじゃないが、宇宙で言う地球、人間も一つの地球。修学旅行で宇宙に行ける時代がくれば争い事やら環境問題やらも前向きに進むのだろうか。
    長期滞在者は感覚が宇宙に適用なるというのが面白い。
    いわゆるガンダムのニュータイプかと思いきや、逆に地上

    0
    2020年01月01日

    Posted by ブクログ

    長い訓練の末にようやく宇宙へ。やはり宇宙へ行くと感じることは多いようです。しかし、飛行士によりそれぞれ感じたは違います。読み進んでいくとアースノイドとスペースノイドの違い(地球の大切さ、重力からの拘束など)についても感じることができます。一般市民が気軽に宇宙へ行くのはまだまだ先なんだろうなとも感じま

    0
    2019年12月08日

    Posted by ブクログ

    『宇宙からの帰還』を読んでいた人として、日本の宇宙飛行士がどう感じたのかを取材してくれたことがありがたい本だった。土井さんの捉え方が一番腑に落ちた。

    0
    2023年12月16日

    H

    購入済み

    面白いが・・・

    日本人宇宙飛行士がもう既に12人もいることをこれを読んで知りました。日本人宇宙飛行士に会って話を聞きたくなりました。ただ、若い時に読んだ立花隆著『宇宙からの帰還』のインパクトがあまりにも大きく、星4つです。

    0
    2020年03月28日

    Posted by ブクログ

    『タネの未来』を読んだとき、著者の小林さんが次の氷河期を考えて行動していることがすごいと思ったが、若田さんは地球がなくなった後のことを考えている。凄すぎる。50億年後だよ!?私は、私の孫(まだいないが)くらいの先までの地球しか考えたことがないよ。
    正直言って宇宙開発なんて、科学技術を試したいだけじゃ

    0
    2020年02月19日

    Posted by ブクログ

    日本人が初めて宇宙に行ったのは1990年。それ以降12人が宇宙に足を踏み入れた。
    本書では12人へインタビューを行い自身の体験を語ってもらう。自分のような一般人がもつぼんやりとした宇宙観を持つしかないが、それが実際に経験した宇宙飛行士によって言語化されて伝わるのはありがたい。
    個人的には毛利衛氏が作

    0
    2021年03月07日

    Posted by ブクログ

    タイトルにあるように、宇宙に行ったことのある日本人「全」員に対してインタビューを行われています。著者が影響を受けた、立花隆さんの「宇宙からの帰還」の現在版といえるもので、2017年~2019年の間にインタビューをされています。宇宙飛行士という職業に対しての想いなどについては、個々人それぞれの考え方が

    0
    2020年06月07日

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