物語 ポーランドの歴史 東欧の「大国」の苦難と再生

物語 ポーランドの歴史 東欧の「大国」の苦難と再生

902円 (税込)

4pt

十世紀に産声をあげたポーランド王国は、十四~十六世紀に隆盛を極めるが、王朝断絶後、衰退に向かう。十八世紀、ロシア・プロイセン・オーストリアによる分割で国家は消滅。第一次大戦後に束の間の独立を勝ち取るも、第二次大戦中にはドイツとソ連に再び国土を蹂躙された。冷戦下の社会主義時代を経て一九八九年に民主化を達成。潜在力を秘めた地域大国は今、どこへ向かうのか。栄光と悲運に彩られた国と民族の歴史。

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物語 ポーランドの歴史 東欧の「大国」の苦難と再生 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2019年がポーランドと日本の国交樹立100周年であったということを知り、この本を読んでみた。

    凄絶な歴史を刻んだポーランド。
    結果としてヨーロッパ諸国としては珍しく「敗北の美学」という文化がある。日本と共通した文化でもあり、親日家も多いとのこと。

    0
    2023年11月20日

    Posted by ブクログ

    日本では、国境の策定という作業はめったには起きないのである。しかして、大陸の国にとっては、よくあることなのである。
    歴史のイベントを負いながら、国境線の変更を追うのはちょっとむずかしいと思ってしまう。
    日本では、地方という単位は、単なる地理上の区分であるが、大陸にある国は、国境策定の歴史、民族の歴史

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    2022年09月08日

    Posted by ブクログ

    物語 ポーランドの歴史 - 東欧の「大国」の苦難と再生。渡辺克義先生の著書。第二次世界大戦が始まったのはナチス・ドイツがポーランドに侵攻したことが直接のきっかけ。中世には隆盛を極めていて、歴史的にも重要なポーランド。でもポーランドの歴史について詳しく語れる日本人は多くないと思います。ポーランドの歴史

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    2018年12月11日

    Posted by ブクログ

      高校世界史では深く掘り下げなかったポーランドの歴史を一通り扱った新書本。ポーランドと聞くと、過去の歴史から他国から蹂躙されたイメージを持つかもしれない。事実、地政学的に見て、ポーランドは国土が平坦である。それに加えて、周囲が超大国ばかりであるので、それ自体は間違っていない。しかし、だからといって

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    2023年07月02日

    Posted by ブクログ

    ポーランドと聞けばどうしても第二次世界大戦のイメージが強く
    弱い、かわいそうといった印象的を持ってしまう。


    しかし実際に本書で歴史をなぞってみると
    蜂起、暴動、動乱、そして戦争と荒々しい印象に変わっていった。
    その中でも地理的要因で大国の餌食となり、幾度も消滅と復活を繰り返す特異な国である。

    0
    2023年01月04日

    Posted by ブクログ

    ポーランド、名前は耳にするがその歴史はほとんど知らなかった。ソ連、ドイツに挟まれたこの国の歴史は常に戦争がつきまとう。自国が地図から消えたことも。日本で暮らしていると、そんな国賀あるのか⁈と思ってしまう。戦国時代に国内で戦っていた日本はある意味平和だったんだろう。

    0
    2020年12月29日

    Posted by ブクログ

    ベルギーに続いて、物語シリーズのポーランド。ベルギーもそうだがヨーロッパの歴史はむしろ小国から学ぶべきなのかもと思った。大国に翻弄され、綱渡りをし、時には国家としては滅亡し、また復活する。しかしその復活の際には領土は以前と違っている。感覚的にはそんなことあるの?という話が普通にあり、「固有の領土」と

    0
    2018年02月17日

    Posted by ブクログ

    王国の出現から現代に至るまでを網羅した、ポーランド歴史書です。
    強国に挟まれた立地が続き、強国でありながら苦難が続いてきたポーランド。
    やがて共産主義と全体主義の強国が生まれ、国境だけでなく民族的・主義的にも分断されてしまいます。
    戦争の見え隠れする時代での講和は、ポーランドにとっては嬉しいものでは

    0
    2017年10月09日

    Posted by ブクログ

    手堅くまとまっている。ポーランドは理解の難しい国だ。まあ、理解の簡単な国などないが。読んでいて、また、読み終わって、暗澹たる気持ちになる。国家の発展の可能性は、ポーランドも日本もどこにあるのだろうか?

    蛇足だが、コラムがどれも面白かった。

    0
    2017年08月08日

    購入済み

    ポーランドの歴史を駆け足で紹介

    ポーランド人は被害者意識が強い印象を持っていた。ウクライナの歴史を読むうちに、近隣諸国の歴史も知る必要があると思って、この本を読んだ。人名や出来事が並べられている感じで、読後感も薄い。その反面、コラムは面白かった。ミュンヘン協定でポーランドがチェコから領土を獲得していたことも記されている。

    0
    2023年02月09日

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