2030 中国自動車強国への戦略 世界を席巻するメガEVメーカーの誕生

2030 中国自動車強国への戦略 世界を席巻するメガEVメーカーの誕生

1,980円 (税込)

9pt

3.8

本書は、中国の自動車強国戦略の実態を解明し、2030年に到来する中国のモビリティ社会のシナリオや日本自動車関連企業のあるべき姿を大胆に議論します。
中国政府は自国の製造強国戦略、「中国製造(メイド・イン・チャイナ)2025」の中で、自動車産業の成長こそが先進国にキャッチアップするためのキーになると位置づけ、「2025年に世界自動車強国入り」する、との目標を掲げています。過去100年にわたり形成されてきた世界の自動車産業構造を変革しようとする中国政府の“戦略”は、電気自動車(EV)を核とする“新エネルギー車革命”で自動車産業のパラダイムを転換させようとする大胆な試みです。それは今後日本の自動車産業界にも甚大な影響を及ぼすこととなります。
安倍晋三首相はG20大阪サミットで来日した中国の習近平国家主席と会談、来春に国賓として習主席の訪日を招請し、習主席も原則としてこれを受け入れました。これは日中関係が「正常な軌道に戻った」ことを表す象徴的な出来事です。現在日本自動車大手3社は中国を最重要市場に位置づけ、EVの生産能力増強に取り組み、これに追随するサプライヤーも中国戦略の策定を急いでいます。いかに中国のEV革命の実態を正確に把握しつつ中国戦略を練るかが、各社喫緊の課題となっているのです。
その一方、昨年来、EV、コネクティッドカーなど次世代モビリティ関連の書籍は多数発売されているものの、中国のEV革命に伴う自動車産業政策の変化、電池・新興EVメーカー、自動運転、スマートシティの動向全体を俯瞰する書籍は皆無です。本書は中国で進められているEV革命の全体像と日本へのインパクトがわかる待望の本です。

...続きを読む

2030 中国自動車強国への戦略 世界を席巻するメガEVメーカーの誕生 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2019年と今となっては少し古くなった情報だが、筆者は長年現地取材を重ねているほんとうの専門家で、中国自動車発展の概観と内燃機関自動車では果たせなかったブレークスルーがEVによって成し遂げられようとしていさまを知るのに最適。製造業大国だった日本に学んだ叩き上げ型(BYD、CATL)、アメリカのIT、

    0
    2021年03月22日

    Posted by ブクログ

    ①中国は自動車産業中長期発展計画を発表し、中国初の世界ブランドを育て、自動車強国入りを実現させようとしている。

    ②中国は自動車産業においてドイツと手を組み世界を狙いに行く。

    ③地場サプライヤーの発展が遅れ、外資系サプライヤーによる寡占状態になっている。

    ④その中で中国はまず、NEVの導入を進め

    0
    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    登録漏れ。復習的に読んだ記憶がある。マークラインズなどでとれるデータと中国人らしく中国の一次資料からとった情報を日本人にわかりやすくまとめている。中国に行く前の予習、復習レベル。

    0
    2020年08月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2つの100年 「中華民族の偉大な復興」
     2021年 共産党創設100年
     2049年 中華人民共和国建国100年
     
    中国製造2025 10大産業の発展
     ①IT ②NC/ロボット ③航空宇宙 ④海洋設備 ⑤鉄道/交通
     ⑥省エネ ⑦電力設備 ⑧農業設備 ⑨新素材 ⑩バイオ/医療

    2022年

    0
    2021年04月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     2015年に李克強首相が全国人民代表大会で提起した「中国製造2025」、「2025年までに世界の製造強国の仲間いりを果たし、2035年までに世界の製造強国の中位に到達、2045年までに製造大国としての地位を固め、世界の製造強国のトップレベルへ躍進」を掲げた。IT、先端NC工作機械・ロボット、航空宇

    0
    2020年03月27日

2030 中国自動車強国への戦略 世界を席巻するメガEVメーカーの誕生 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

日本経済新聞出版 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

湯進 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す