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一九四七年、東京医科大学に在学中であった著者が、探偵小説誌の懸賞募集に投じた「達磨峠の事件」が入選。ミステリー作家としてデビューを果たす。以後、四九年に本書に収録した「眼中の悪魔」「虚像淫楽」の二篇で、日本探偵作家クラブ賞を受賞。一般には、五八年から開始された「忍法帖」シリーズが爆発的ブームを呼び、時代小説作家として著名であるが、人間心理の綾を鋭くついたミステリーも多数発表している。長短十篇収録。
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Posted by ブクログ
【眼中の悪魔】【虚像淫楽】【厨子家の悪霊】【笛を吹く犯罪】【死者の呼び声】【墓掘人】【恋罪】【黄色い下宿人】【司祭館の殺人】【誰にも出来る殺人】収録。 本格ミステリー短編9篇と、「連鎖式」の長編【誰にも出来る殺人】を収録した傑作選。探偵作家クラブ賞を受賞した【眼中の悪魔】と【虚像淫楽】、ホームズの...続きを読むパスティーシュで意外な事実がラストで明らかになる【黄色い下宿人】、逆転に次ぐ逆転の【厨子家の悪霊】など、いずれも良く出来た作品ばかりです。 私的ベストは【誰にも出来る殺人】。短編一つ一つに意外なオチが用意されているので独立して読めますが、最後まで通して読んだときに全く別の構図が現れるところが秀逸です。
山田風太郎のミステリー集全10巻。 第1巻は本格推理小説。人間心理による殺人動機やトリックで、その人に訪れた一瞬による運命の転換というタネが秀逸。 シリーズの中でも一番小説らしい巻かも。「凄愴編」「戦争編」「サスペンス編」などはかなり人の心理を抉ってくるので読むのがつらくなることも。それでも山田風太...続きを読む郎の、戦時中に青春時代をすごしたため、いっそうのこと荒唐無稽な世界を創作しないと生きるのが苦しかった、という感覚にはとても惹かれる。やはり本を書くのってそういうことだと思う。自分がそれをしないと生きていられないという熱情を作品に昇華させるという行為。 また山田風太郎は、荒唐無稽時代物もかなりあるけれど、根本が史実だったりして、嘘ばっかりでないところが偉大なところ。
ほんとに「傑作」選。タイトルに偽りなし!にしても、ホームズのパスティーシュは誰が書いても皮肉っぽくなるのに、ルパンものは誰が書いても格好良いのですね(笑)なぜでしょう。
忍法帖モノが有名な作家さんですが、 どうしてなかなかミステリも上手い! 細やかな心情描写、短編を繋ぎ最後へ持っていく文章力。 全てがさすがと唸らせる一級品でした。
『眼中の悪魔』『虚像の淫楽』『厨子家の悪霊』『笛を吹く犯罪』『死者の呼び声』『墓掘人』『恋罪』『黄色い下宿人』『司祭館の殺人』『誰にも出来る殺人』が収録された山田風太郎ミステリ傑作十選の第一弾〈本格篇〉です。短篇集なのでチビチビ読む事が出来、また、どれ一つとして駄作はありません。
重厚な短編集だった。どの話も沼が深い。どんでん返しが多くありきたりな着地を見ない。 どんでん返しが凄まじく、最後になんとも言えない絶望が残る【厨子家の悪霊】、幕閉じでまさかのカラクリが発動する【笛を吹く犯罪】、友人のやりきれない最期と哀れな運命が哀しい【墓掘人】、そして、人間荘というアパートを舞台に...続きを読む繰り広げられるドロドロの人間劇をのぞきみる中編【誰にでも出来る殺人】が特に印象的だった。 それ以外の短編もどれも個性が強くおもしろかった。 山田風太郎自身医学を学んでいたからか、登場人物に医学生が多かった。またほとんどの話で、女性が事件の中心にいる。その女性は聖女であったり魔性であったりそれぞれだが、彼女の色香で破滅へと踊らされる男たちの物語が多かった。
「本書収録の九短篇のうち、「眼中の悪魔」と「厨子家の悪霊」を除く七篇を収めたこの桃源社版『虚像淫楽』の高水準には、凄まじいものがある。掛け値なしに、日本で出版されたミステリ短篇集のベストテンに入る、超高密度傑作集といっていいだろう」日下三蔵による解題より そーなんだー 冗談はともかく ミステリ教信者...続きを読むでないので良く分からないが確かにみな水準作以上 だが書かれた年代によるかもだが驚きの傑作はない感じ 作者らしくはある 特に今読む意義を感じない
山田風太郎は、昨今の推理小説にあるような、ものすごいトリックがあるわけではなく、ちょっとしたアイディアと伏線を上手に小説の形に仕上げて、登場人物の心理描写と絡めて「読ませる」作品を書く作家だと思う。 短編集収録の作品で、前半は医者が主人公の話ばかりで、パターンが見えてくるところもあってだれ気味だっ...続きを読むたが、最後の「誰にでもできる殺人」は素晴らしい。 ああいう、1つ1つを独立した短編でも楽しめて、まとめてみると連作長編と読めるものは大好きだ!(中井英夫のとらんぷ譚とかね)
「誰にでもできる殺人」が好きだなぁ。度の作品も一定水準あって裏切られないので安心して読みました。やっぱりルパンはカッコイイ。
著者デビューから10年くらいの探偵小説。誰にも出来る殺人が一番面白いかな。枚数に収めるためか説明不足な感じがする。しかしどれも面白い。
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眼中の悪魔〈本格篇〉~山田風太郎ミステリー傑作選1~
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