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1980年代後半、金融自由化・国際化の中、地価と株価が急上昇し、日本全体は陶酔的熱狂(ユーフォリア)に浸った。当時、住銀、興銀、野村、山一などの銀行や証券会社と大蔵・日銀、政治家、「バブルの紳士」が繰り広げた狂乱の時代とはなんだったのか? 現場を見続けた「伝説の記者」が日本独自の資本主義システムまで議論を深め、「失われた20年」と呼ばれるデフレを招いた原因を捉える〈平成〉史決定版。(解説・勝英二郎)
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Posted by ブクログ
アベノミクスの行方にも副作用の大きさと出口のない危うさを感じているが、その遠因はバブルという時代の異常さとその崩壊時の処理にあったと思っている。その意味では興味深く読めた。 バブルの総括としては、おそらく本書に書かれている事だけでは語り尽くせないと思うが、当時経済記者として第一線で働いていた著者の...続きを読む自伝的集大成として読むと面白い。 当時の世論と違う捉え方もしているので裏面史的な読み方もできる。
一気に引き込まれて読んだ。前のめりになるか、一歩も二歩も引いてみるか。商事と、物産の判断の違い、その判断を生んだ人事の違いも面白かった。
日本のバブルの原因は何かについて当時取材をしていた記者が書いた本です。 バブルの前からバブルの要因となった国内外の事象にフォーカスをあてていて時系列がわかりやすいですし、バブルの前から銀行、証券会社、大蔵省、日銀がどういう行動をとっていたかがわかるようになっています。 バブルやリーマンショック後の数...続きを読む年放置状態と同じことを繰り返さないよう政府、日銀、企業それぞれが考えて動かないといけないと考えました。
広く網羅等的に書いてあるがゆえに一つ一つのエピソードが少ないし前提の説明もないので、その世代をリアルタイム体験してない自分はよく分からない。ある程度高い世代向け。
平成を振り返って読んでみました。 「1兆円帝国を築いた慶応ボーイの空虚な信用創造」が、一番悲しくなりました。
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