オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史

オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史

990円 (税込)

4pt

オスマン帝国は1299年頃、イスラム世界の辺境であるアナトリア北西部に誕生した。アジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸に跨がる広大な版図を築いた帝国は、イスラムの盟主として君臨する。その後、多民族・多宗教の共生を実現させ、1922年まで命脈を保った。王朝の黎明から、玉座を巡る王子達の争い、ヨーロッパへの進撃、近代化の苦闘など、滅亡までの600年の軌跡を描き、空前の大帝国の内幕に迫る。

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オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    全編にわたり面白かった。第3章までは世界史の教科書では空白地帯になっていることも多く、毎日1ページごとに参照メモをとりながら読み進めた。

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    Posted by ブクログ 2023年10月29日

    巨大なイスラム文明の象徴とも言えたオスマン帝国の繁栄と衰亡の600年を日本で初めて詳細にまとめあげた上で、一般の読者にも分かるよう配慮されている貴重な一冊。カリフとスルタンと近代的立憲民主制のせめぎ合いの中で、巨大な帝国が翻弄されて滅亡していく様は、ひとときの夢のようだったモンゴル帝国のそれとは重み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    600年にわたって一つの王朝が続いたオスマン帝国――その継続の理由が本書を読めばわかるだろう。また、多くの君侯国の中からオスマン朝が覇者となった理由も――オスマン帝国の政治史がわかりやすくまとめられている。各時代のオスマン帝国の体制の変遷や諸国との関係についての叙述、さらには現代史への言及もある。ど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月15日

    やっぱり集権的帝国の時代の冷徹な歴史が一番おもしろかった。権力をどう握ってどう維持するか、権力の集中と分散それぞれの長所と短所。イスラム教という宗教と現在の中東問題。同じ地域にあったペルシャ帝国についても見たくなった。

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    Posted by ブクログ 2021年02月04日

    オスマン帝国に全く触れたことのない私にも、わかりやすく楽しく読める新書でした。でもたった300ページで600年を語るため、1ページごとの圧がすごくてもう2,3回は読まないと色々覚えられそうにないです笑。
    噂には聞いてたけど本当に兄弟殺しまくっててウワーッと思った、でも君主崩御後の跡目争いとどっちがい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月27日

    本書の区分で言うところの「集権的帝国の次代」以外の知識はほぼ持ち合わせていなかったので、非常に興味深く読めた。特に近代化の時代は現在のトルコ共和国に通ずる点も多くあり示唆に富む内容だった。長い歴史が君主を軸に叙述され、権力構造がどのように変遷していくかもよく分かる良書。

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    Posted by ブクログ 2019年08月06日

    複雑な歴史だった。
    キリスト教圏ではない、イスラム教圏の入口として読むには、一本の道としての理解が出来る良本。

    フランス史も複雑で、いつからが本当の国なのか、色んな書籍を読んでもし難いんですけど、それと同じく、中東の大国としてあるにも関わらず、統一国家という意味でなかなか理解がしづらく、頭の整理が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月27日

     なぜオスマン帝国は長く、600年もの命脈を保ったのかを説明したのが本書。

     目についたのは2点。
     一つは、奴隷の活用。
     一方は、権力分立。

     奴隷の活用という点では、これほど徹底している帝国もあるまい。次代の母后から大宰相まで、余すところなく奴隷なのだから。確かにこれでは強大な外戚も発生す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月19日

    最近はオスマントルコとは言わんとか、あとは塩野小説の敵役としてくらいしか知らんかったのでいろいろおもしろかった。約600年続いて親子兄弟甥っ子以上に離れた王位継承がないってすごいよね。兄弟殺ししかり鳥籠しかり現代から見ると人権的にどうよ、ってのはさておき王家の存続のためには優れてるし、重臣を奴隷から...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    トルコもオスマン帝国もほとんど知らないよ〜な完全初心者が読んでみた。
    いやぁ、面白い!
    同名の人物が出てくるのに最初は苦戦したけど、地図や家系図、索引も活用して読み進めていけば全体的に優しく解説してあるので、難しくはなかった。

    はしがきに「時代ごとに違う国家があったよう」とある通り、区分通りの4つ...続きを読む

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