無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年03月07日
1966年刊行のかなり古い本になるが、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』以降、マックス・ヴェーバーに惹かれる自分があり、解説本として定評があったこの本を手に取った。なお、著者の大塚久雄さんはヴェーバー研究の大家で、岩波版の『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の翻訳者としても知ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月03日
「大塚史学」、当方が学生時代のときでさえ既に死語的扱いがなされていたように記憶するが、その後も同様では?
科学の特性の一つとして進歩が挙げられるとすれば、何も「大塚久雄の見方は古い」イコール価値無き考えではないはず。
どんな学問も先人の研鑽の上に成り立つものなのに、どうも社会科学(ことに経済学)は学...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月18日
[ 内容 ]
自然現象とちがい、生きた人間の日々の営みを対象とする社会科学において、科学的認識は果して成り立つものだろうか。
もし成り立つとすれば、どのような意味においてか。
この問題に正面から取り組んだ典型的な事例としてマルクスとヴェーバーを取りあげ、両者の方法の比較検討の上に立って社会科学の今後...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月22日
面白い。ロビンソン・クルーソーの話とか、大学でそのままやった授業なので懐かしくて泣きそう…。
「そもそも社会科学って何なの?人間は自分の意志をもってるのに、どうして科学の対象にできるの?」ということからスタート。岩波版プロ倫の訳者の講義録ということで、読み進められるか不安だったが、語り口が上手く、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月16日
人間の「疎外」に立ち向かったマルクスとマックスウェーバーを比較検討した本です。
マルクスは封建社会から分業が成長していった結果、自由を手にしたように見えたが、むしろ人間から大きな力が働いて人間から離れて行き「疎外」が生まれていく。これを解決しなければならないと考えた。
マックスウェーバーは、歴史のダ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ウェーバーとマルクスって書いてあるけど主にウェーバーの社会科学の方法について。
大塚久雄のウェーバー解釈の特徴は、ウェーバーとマルクスを相反する経済思想家と見るのではなく、両者に共通するものがあるとしている点にある。巷では「マルクスと対峙する」と形容されるウェーバーは、マルクスを批判することによっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月13日
――――――――――――――――――――――――――――――
フランスの文化が占めている地位を、アジアで占めているのは中国文化、それから古代ギリシャやイスラエルの文化が占めている地位をアジアで占めているのは古代インドの文化だというのです。
ところがアジアでは、結局はっきりとイスラエルにあたる役割を...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月10日
ヴェーバーとマルクスに関しての紹介。
大塚久雄的ヴェーバー社会学に関する基礎となる理論を易しめに提示。歴史過程のダイナミクスは理念と利害状況の緊張関係、もっと詳しく言えば、理念と内的‐心理的利害状況と外的‐社会的利害状況の利害状況とのこと。むむむー。
いつか読むかもしれないヴェーバー作品への予習...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。