二重国籍と日本

二重国籍と日本

770円 (税込)

3pt

3.5

人は親や出生地を選べない。ますます多元的になる社会で、複数の国籍を持つ人は必然的に増えていく。蓮舫氏問題で脚光を浴びた「二重国籍」だが、国籍法の運用は旧態依然かつ不透明で、ナショナリズムに絡めた一方的なバッシングも目立った。外国出身者を親に持つ有望なスポーツ選手へ送られる拍手喝采の大きさとは、あまりにも対照的だ。国籍法の規定で外国居住の日本国民が国籍を剝奪される「悲劇」に抵抗する訴訟も起きている。国籍と日本人。私たちはどう考えればいいのか。いま、国民的議論が求められている。

...続きを読む

二重国籍と日本 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     「自国民であることをどのように定義するか」はすぐれてドメスティックな問題であり各国の裁量に属する事柄(国内管轄の原則)だが、これが二重国籍を扱う場合となると途端に簡単にはいかなくなる。即座に各国の裁量の衝突が起こるのだがそれが個人そのものを地平として生じるため、個人の人生やアイデンティに影響する生

    0
    2020年10月10日

    Posted by ブクログ

    二重国籍問題なんて我がコトではないので、気にかけたことさえなかった。蓮舫氏の騒動では、国籍云々よりも個人的に彼女を好ましく思っていないので、ちぃと行儀されりゃあいいと傍観していたし。それでも、大坂なおみさんが昨秋に日本国籍を取得し、米国籍を離脱しないと違法になるとか耳にすれば気になる。そもそも二重国

    0
    2020年01月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二重国籍と日本

    編者:国籍問題研究会
    発行:2019年10月10日
    筑摩書房


    カルロス・ゴーン騒ぎで、彼が三重国籍であることについて、レバノンやブラジル、フランスといった国々は、大らか、あるいは、いい加減だと感じている日本人は少なくないかもしれない。しかし、実は逆なのである。国連の調査によると

    0
    2021年03月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大阪なおみ選手の活躍をきっかけにした訳ではなく、蓮舫議員の二重国籍騒ぎをきっかけとして起こった議論を出発点とした新書。

    野島さんが執筆陣に含まれていることから手に取ったのだが、残念ながら各執筆陣の記述内容を編集側がうまくコントロールできてないようで、同じような話しが延々続くという感じの内容になって

    0
    2020年02月24日

二重国籍と日本 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す