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青梅の精神科病院で殺人未遂事件が発生した。被害者は入院患者の千石典子。容疑者として浮上した男性が、松島海岸近くで遺体で発見された。殺人事件の捜査を進めていくと、東日本大震災で沈没し、海底から引き揚げられたグズマン二世号の客室から発見された大量のプラチナ事件と繫がり、十津川警部はそこに潜む闇資金の謎を追う。
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Posted by ブクログ
〇仙石線に殺意を乗せて。海の香りも楽しんでほしいな 宮城県女川町の海岸に係留されていた客船「グズマン二世号」。東日本大震災の津波に流され沈没してしまっていたが、引き揚げる動きがでてきた。ホテルの運営会社に勤める柏原がまだ遺体が見つかっておらず、運営会社の若宮と柏原の妹・美紀が立ち会う。 しかし、姉...続きを読むの遺体が明かされない美紀は憤るが、姉の船の部屋からプラチナが出てきたことがきっかけで美紀が事件に巻き込まれてしまう。 一方、東京・青梅の病院に千石という謎の女性が入院している。しかし突然襲われたことをきっかけに十津川警部が調査を始める。2つの事件には思わぬ共通点が見つかり、宮城県警と合同捜査をすることに。果たして、2つの事件をつなぐ糸とは、そして事件の真相とは? *** 女川の描写、震災から復活した仙石線。 復興の足音を聞きながらも、陰謀を感じる客船の引き揚げ。 その陰謀は物語中盤から明かされ、十津川は戦う。 怪しそうな人は常に出てくるのに、え、この人が犯人?みたいな、そんな展開が待っています。 仙石線は、海の香り漂う楽しい路線です。どこからだろう・・・塩釜市に入ってからでしょうか。もしかすると、仙台から多賀城に入るあたりから香ってくるかもしれません。快速「うみかぜ」という名前も一昔前まではありました。ぜひ、そんな空気を感じながらこの本は読んでほしいなと思います。(地元出身のホメロスより)
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十津川警部 仙石線殺人事件
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西村京太郎
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