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年齢を重ねてなお進化し続ける、世界の頂点を極めたバレリーナ・吉田都が、強く美しく生きたいと願う女性達に贈るメッセージ。引退に向けてのあとがき、阿川佐和子との対談、槇村さとるの解説を新規収録。
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Posted by ブクログ
吉田都さんが何を感じ、どんなふうに自分と向き合ってきたかが丁寧に綴られている。 私もこんなふうに日々を大切に生きたいと思う。つい忙しさに紛れて慌ただしく日々が過ぎていってしまうが、都さんは忙しい中でも自分の心と対話をして、毎日を積み重ねてきたのだと思う。
吉田都さんのバレエの思いや考え方、他にもそれぞれの国の特色が書かれていて面白いです。 自分がどんなふうに踊りたいのかを考えるきっかけになります。 国によるメソッドの違い、ロイヤルメソッドとは… などさらに深掘りしていきたくなります♪
英国ロイヤル・バレエ団で20年近くプリンシパルとして踊ってきたダンサーの、これまでと現在を綴ったエッセイ。 吉田さんのロイヤル・バレエ団引退公演を偶然見て、その美しさと高い表現力が印象に残っている。 それで、本書を読んでみることにした。 バレエにほとんどなじみがなかったので、いろいろなことが自分...続きを読むには新鮮だった。 ロイヤル・バレエの特色が、リアルな演技にあること。 引退公演の「ロミオとジュリエット」での可憐なジュリエットはこういう考えの下に表現されたのか、と納得。 身体感覚の表現のしかたも興味深い。 リフトは、男性ダンサーが腕の力で持ち上げるものではないという話があった。 たしかに、ふわっと持ち上がるあの状態を見ると、息を合わせてやっている感じはわかる。 本書によると、女性ダンサーは、「体をまとめておく」のだそうだ。 自分の身体感覚で体験することは難しそうだが、何かわかるような気がしたのが不思議。 呼吸も、大きな技に入るときは、まず一度息を吐き切り、身体の外側の力を抜く。 それにより体軸がしっかり意識できるという。 自分も楽器を習っているので、呼吸や体軸のことには興味があり、こういうところも参考になった。 最後の阿川佐和子さんとの対談も面白い。 本当に阿川さんが聞き上手で、いろんな情報を引き出してくれるのがうれしいところ。 イギリス、フランス、ロシアのバレエの違いや、日本の群舞のレベルの高さなどのところが面白かった。
吉田都さん、9歳でバレーを始め、長く世界最高の舞台に立ち続け、2019年夏に現役を引退とか。「バレリーナ 踊り続ける理由」、2019.7発行です。「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」、全く異議がございません! 私はもうひとつ「万巻の書を読み千里の道を歩む」に惚れています(^-^)
吉田都さんの自伝。 最近バレエ鑑賞が趣味になりました。吉田都さんの現役時代のyoutube動画をみて、綺麗な舞だなと思い、読みはじめました。 茶道などの芸術に触れ、感性を養っていたのは表現者として素晴らしいなと思いました。また、日常生活の所作がバレエにも現れるため、エレガントであるように努力されて...続きを読むいました。 ただ、ネットで見つけた吉田都さんのインタビューなどの方が一つの事象(バレエを始めた頃やイギリスのバレエ学校時代の話など)を深く掘り下げられていた気がしたのが残念です。 これから新国立劇場の監督として、さまざまな舞台に彩りを加えて頂くのを楽しみにしてます。
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