天を掃け

天を掃け

1,320円 (税込)

6pt

4.7

たしかに。すばるは宇宙人だ。ほかのだれとも違う。何かを秘めている。この山には駿馬の知らなかった景色がある。すばるが見上げていたこの空で、何かが駿馬を待っている――。耳元で、ばちっと音が聞こえたような気がした。(本文より)/短距離走者(スプリンター)として期待されながらも、走れなくなった駿馬は、たったひとりで小惑星探索にいどむ昴と出会う。中学二年生の夏の物語。「小惑星を発見して、名前をつけるのが、おまえのやりたいこと?」 無言でうなずいたすばるに、駿馬は息を呑む。「……わかんないけど、その夢、ハードル高すぎね? むずかしいんじゃないの」「ハードルの高さは関係ない。あんたはむずかしかったから諦めるのか? ……夢」 ビー玉みたいな目が駿馬を射貫く。浮かべた笑みは、挑発、いや、嘲笑だ。 駿馬はぽかんと口を開けた。 ジャブなしの右ストレート、またはロープに振らない三角飛びドロップキック。 ――強烈。

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天を掃け のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    走れなくなった野生児少年が、引きこもりの天体おたくに出会い、刺激を受ける。登場人物がみんな個性的だし起こる事件も激しいし、モンゴルや天文など遠い世界もそこにあるように描く。情報量が多く興奮できた。

    0
    2020年01月19日

    Posted by ブクログ

    モンゴルの草原を馬と走る。
    馬に乗ってるんじゃなくて、並走する馬と、人力で走るなんて、、、
    気持ちいいだろうな

    0
    2019年09月14日

    Posted by ブクログ

    駿馬がいいキャラしてる。カガミくんが結局一番拗らせてるかんじで、しんどそう。みんな幸せになっておくれ

    0
    2021年05月21日

天を掃け の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    272ページ
  • 電子版発売日
    2019年07月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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