煌
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770円 (税込)
539円 (税込) 5月9日まで

2pt

4.0

江戸の音が聞こえる。光がみえる。
花火で織りなす人生模様。

「祝言は挙げられない」簪職人のおりよは、突然許婚の新之助にそう告げられた。
理由はなんとなく思い当たる。新之助は形がよく、おりよは目が見えないから。
二人で歩いていると耳の後ろが熱くなる。女たちの視線が痛い。どうして私だけこんなことに――。
悔しさを押し殺し、手に残る感覚を頼りに仕事に没頭するおりよだったが……(「闇に咲く」)。

物語の舞台は愛知、山梨、長崎、東京、新潟、そして愛知へ。
のろし、弔い、には意味があるように、花火から生まれる時代小説もある。
音をテーマにした五感に響く物語。
遊女、船問屋、紙問屋、簪職人、花火師、旅籠屋……
市井の人情を掬い取る、珠玉の時代小説。

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煌 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年02月22日

    前編にそれぞれ登場するのは各地域の花火。
    年代、地域が違うそれぞれに生きる人々の心情を綴った短編集。立場身分は違っても一生懸命自分らしく生きる人々の炎が見えてくる。

    前編にわたり詩情豊かに人生が語られる素敵な一冊。

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