カルカッタの殺人

カルカッタの殺人

2,310円 (税込)

11pt

一九一九年、英国領インド。政府高官の謎めいた殺人事件を赴任したばかりの英国人警部ウィンダムと優秀なインド人部長刑事バネルジーが追う。英国諜報部と現地実業家、そして暴動の影が……英国推理作家協会賞ヒストリカル・ダガー受賞の傑作歴史ミステリ登場

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カルカッタの殺人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    1919年英国統治下のインド、カルカッタが舞台。スコットランドヤードの警部のウィンダムとインド人の刑事バネルジー。英国政府高官が殺害されたことから始まる捜査。イギリス人とインド人の価値観、文化、暮らしの何もかもが違う。その時代やインドの街並みがとても興味深い。インド人への差別、イギリス人への恨み、怒

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    2022年02月15日

    Posted by ブクログ

    シリアスなんだけどどこかコミカルな雰囲気が良かった。作者はイギリス育ちのインド系移民。イギリス、インドどちらに対してもフラットに俯瞰した歴史的事実を背景にストーリーが展開するので、お勉強にもなります。
    次の作品は積読状態ですが楽しみにとっています。

    0
    2021年04月27日

    Posted by ブクログ

    ご推察の通り、ミステリー小説。
    レビューっぽい注意喚起(?)をするとしたら冒頭の惨たらしい事件現場さえ乗り切れば、後は赴任ホヤホヤの主人公、ウィンダム警部とのカルカッタ・ミステリーツアーに乗り出せば良い。もっとも、彼の長々とした推察や独白に付き合うのには忍耐を要したが。

    植民地時代のインド…知って

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    2022年04月29日

    Posted by ブクログ

    2022.3 まずは訳がうまい。テンポよく、読みやすい。説明文が少なく会話が多いのもいい。最後はあっさりとしているけれど楽しめました。

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    2022年03月11日

    Posted by ブクログ

    インドが舞台のミステリーなんて、読むのは初めてじゃなかろうか。描写が素晴らしくて、ぐいぐい引き込まれて読んだのだけれど、宗主国と植民地、差別もいっぱいで、今からしたら「なんとまあ」なんだけど、この時代にはこれが当たり前だったんだよなあ・・・と。もしこの物語をイギリスではなく日本にしたら、舞台は上海あ

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    2020年11月23日

    Posted by ブクログ

    インド系移民2世である筆者なればこその作品。
    英印、双方に軸足を置いて「公平」太郎と欲する気持ちの高まりがペンをとらせたのかと思うようなくちぶりがウィンダムの吐露を通じて随処で語られている。

    支配・被支配の関係は16世紀ごろより始まって、植民地時代の幕開けと共に世界各地でなされて行った。
    印度に於

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    2022年05月12日

    Posted by ブクログ

     著者は1974年ロンドン生まれのインド系移民二世で、デビュー作の本作は2017年にイギリスで刊行され同年の英国推理作家協会(CWA)賞エンデバーヒストリカル・ダガー(歴史ミステリー)賞を受賞した。

     小説の舞台であるインドは、1858年から1947年迄イギリスの植民地だった。
     1919年イン

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    2021年08月02日

    Posted by ブクログ

    それなりに面白かったが、特に感想らしい感想はわかない。あらすじを読んで期待しすぎたのかもしれない。
    当時の情勢やインドでの生活についてはしばしの描写から垣間見ることができたのはよかった。

    0
    2020年03月29日

    Posted by ブクログ

    1919年、イギリス統治下のインド・カルカッタでイギリス人の政府高官が殺され、口にはイギリス人に対する憎悪を綴ったメモが押し込められていた。
    その後列車が襲われ保安員が殺される事件が発生。

    捜査を担当するのはカルカッタに赴任してきたばかりのウィンダム警部、その部下ディグビー警部補、インド人部長刑事

    0
    2019年09月24日

    Posted by ブクログ

    時は一九一九年。舞台は英領インド、カルカッタ(今のコルカタ)。スコットランドヤードの敏腕刑事だったウィンダムはインド帝国警察の警部として赴任して間がない。第一次世界大戦従軍中、父と弟、それに結婚して間もない新妻を失った。過酷な戦闘で自分一人生き残ったこともあり、生きる意味と意欲を喪失し、アヘンに溺れ

    0
    2019年08月09日

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