三河吉田藩・お国入り道中記(インターナショナル新書)

三河吉田藩・お国入り道中記(インターナショナル新書)

836円 (税込)

4pt

4.4

三河吉田藩の目付役が書き残した詳細な記録から「参勤交代のリアル」を再現! 天保12年(1841)、病気の藩主に変わって江戸から国元の三河吉田(豊橋)への参勤交代を命じられた若殿・松平信宝(のぶとみ)。若殿にとっては初めてのお国入りである。この参勤交代の準備を仰せつかったのが目付役の大嶋左源太。しかし、決まらない日程、馬に乗れない老家臣、ダブルブッキング、初のお国入りの理想と財政難という現実……次々と問題が持ち上がる。左源太は、若殿を無事に出発させることができるのか? ○磯田道史氏推薦!「三河吉田藩の若殿様が参勤交代をした時の詳細な記録が発見された。この古文書をもとに参勤交代の驚くべき実情が明らかにされる」

...続きを読む

三河吉田藩・お国入り道中記(インターナショナル新書) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    若殿のお国入りの大名行列。
    その取りまとめ役の残した記録を中心に、その実態を詳細に
    解き明かし、分かり易く紹介。実情はとにかく大変至極!
    大嶋家略系図 松平伊豆守家略系図
    第一章 若殿と左源太
    第二章 参勤交代アレンジメント
    第三章 “サンキュー”におまかせ
    第四章 必読!参勤交代マニュアル
    第五章

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    参勤交代の差配を務めた藩士の記録から、大名行列の実態が書かれてます。道中の計画から実施までこんなに具体的に詳しい本は初めて読みました。小説「一路」よりも現実の方が大変です。道中の行程調整、人足の手配、他の大名との本陣の調整、宿割り、宿代の支払い、また突然の日程変更など、やるべき事が多く気が遠くなるほ

    0
    2020年10月11日

    Posted by ブクログ

    幕末の三河吉田藩(今の豊橋付近)の次期藩主が初めてお国入り(第1回目の参勤交代)する際の記録を紐解くことにより,参勤交代の実態をわかりやすく追っていく.
    実は全6章のうちの第5章のみが本来の道中記で,それ以外の章は準備段階と後日談からなるのだが,当時の小藩の
    実情がうまく描かれていて,非常に面白かっ

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

     江戸時代の参勤交代は、実際にそれを仕切る担当者の仕事すなわち要員の段取りやら日程計画の立案などはちょっと想像するだけで大変だろうなと思うが、それを日記などの記録をもとに実情を紹介してくれる本である。
     参勤交代ではなく若殿のお国入りだが、実際は同じである。本書で表されるのは具体的な事実だけに、初め

    0
    2019年11月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・久住祐一郎「三河吉田藩・お国入り道中記」(インターナショナル新書)を読んだ。帯には「古文書から読み解く参勤交代のリアル」とある。「リアル」とは何か、これを知りたくて読んだ。とにかく、私の参勤交代の知識は教科書程度でしかない。本書「はじめに」でも「参勤交代とは」との節が設けられ、そこに「先頭の奴子が

    0
    2019年05月02日

三河吉田藩・お国入り道中記(インターナショナル新書) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社インターナショナル の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

久住祐一郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す