AMEBIC

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407円 (税込)

2pt

摂食障害気味の女性作家「私」のパソコンに日々残されている意味不明の文章=錯文。錯乱した状態の「私」が書き残しているらしいのだが…。関係を持った編集者の「彼」とその婚約者の「彼女」をめぐって、「私」の現実は分裂し歪んでいく。錯文の意味するものとは。錯乱した「私」は正気の「私」に何を伝えたいのか。孤独と分裂の果てには何が待つのか。著者の大きな飛躍点となった第三長編。

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AMEBIC のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ものすごくわからないようなものすごくわかるような。

    錯乱状態になっているときに彼女が書く文は
    わたしが時折頭で描くその文に似ていたりするわけで、
    かといって彼女ほど常にクレイジーでいれるわけでもないが。

    とりあえず狂っているような正気のような本なのに、
    文の違和感もなく引き込む力があるのが

    0
    2013年03月13日

    Posted by ブクログ

    あなたは、二人で行った食事の席で相手にこんなことを言われたとしたらどう思うでしょうか?

    『私は食事を摂らない主義なので』

    人がこの世を生きていく中では衣食住はそれぞれに大切です。どれも疎かにして良いものでもありませんが、特に”食”は生物として人がこの世に存在するために欠かせないものです。

    0
    2023年04月10日

    Posted by ブクログ

    この作品は読者の嗜好によって評価が分かれるだろうし、そもそも作者自身も万人受けするとは微塵も考えていないと思う。たまたま自分には合っていたようで、従者のように貪って読んだ。「蛇にピアス」より好きかも‥‥

    0
    2022年10月23日

    Posted by ブクログ

    金原ひとみさんの小説は、彼女が若くして芥川賞を獲ったときから読もうかなと思いつつ、なぜか読まずじまいでいた。
    ヘヴィーなイメージがあったので、読む時期を選びそうだと勝手に思い込んでいて。
    結果、やはり、ヘヴィーだったのだけど。笑
    読んでいる最中、思わず「頭が変になりそうな小説」とつぶやいてしまうほど

    0
    2020年12月09日

    Posted by ブクログ

    10年くらい前に一度読んでいる。再読。

    金原さんの作品はたぶん、全部読んでいる。どの作品を読んでも尖っているし、意味がわからない。最近の作品はまだ落ち着いてきている印象があるが。

    アミービックは初期の作品で、やはり尖っていて意味がわからない。
    登場人物は摂食障害の主人公「私」、編集者の「彼」、そ

    0
    2020年02月11日

    Posted by ブクログ

    摂食障害の女性作家(私)が日々パソコンに残されている錯乱した自分の文章や、婚約者のいる編集者やその婚約者との関係をめぐって歪んでいく話。

    全体的にとにかく錯乱していて現実の「正気である」私ですら、普通とは思えないのだが、ある種「普通ってなんだろう?」と思わされてしまう。
    すっかりひきこまれて1時間

    0
    2012年11月09日

    Posted by ブクログ

    3〜4冊読んだ金原作品のうちの一つですが結構すきです。ちょくちょく出てくる食べ物のくだり面白いです。苦手な人は読むの苦痛かもしれませんが。
    タイトルになってるアミーバより、ケーキとかタクシーのくだりが印象的でした。
    主人公の感情や行動の描写がやっぱり上手い、と思います。

    0
    2012年09月05日

    Posted by ブクログ

    金原ひとみさんの本はこれで三冊目。
    蛇にピアスで彼女の作風に脱帽し
    アッシュベイビーを読んでなんて気持ち悪いと、ここまでリアルに不快にされたのは初めてで、手に力は入らないし目はちかちかする。気持ち悪くて仕方ないのにとりつかれたように読んでしまう。忘れたいのに一生はなしは忘れられない今から3、4年

    0
    2011年11月03日

    Posted by ブクログ

    これぞ欲望というような
    一般の欲とは真逆の
    これもまた欲と呼ぶのでは。

    もはや男性とはなんぞや

    0
    2011年07月19日

    Posted by ブクログ

    今日読み終わった!
    この人は蛇にピアスが出た時から綿矢りさ、島本理生と共にあたしが気に入った物書きでした。
    アッシュベイビーの時にちょっとがっかりしたけど、今回は新しい!ウデをあげたっていうのをもろに感じました。
    退廃的で「仕組まれた不快感」に喰われるのは分かっていたけど(それは同期の

    0
    2011年01月16日

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