朗読者(新潮文庫)

朗読者(新潮文庫)

15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」――ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。

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朗読者(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    是非オススメしたい本です。(私の1番大好きな本)

    ◆ホロコースト時代の「ドイツ人」と「ユダヤ人」の禁断の悲劇の恋愛物語  

    【あらすじ】
    15歳のドイツ人少年のミハイルが帰宅途中嘔吐してしまい、そこに現れたユダヤ人ハンナが助けたことで、2人が出会った。最初は、お礼の挨拶をするためにお家に行くが、

    0
    2023年11月25日

    Posted by ブクログ

    親子ほど歳の離れた2人の恋愛を描き、戦争で分断された世代間の闘争(ナチスに加担したかどうか)が浮き彫りになる、、

    ハンナアーレントの「悪の陳腐さ」とは、実は当事者も苦しむものだったのだ!と思わされた

    だからこそ、人間の悪とは陳腐なのかも。

    0
    2023年07月09日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ深い本でした。
    序盤の恋愛話からの急展開、、最後の結末!へと続くストーリーにハマり、先が気になって、一気読みしてしましました。
    再読したくなる深い本でした!!
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

    0
    2023年02月08日

    Posted by ブクログ

    個人的に推しているイラストレーターさんが、この作品から着想を得て漫画を描いたと言っていたのを見て、気になって軽い気持ちで手に取ってみたのだけど、
    朝の通勤電車や会社のお昼休憩や、家で寝る前のベッドの上で、何度涙を堪えながら読んだことか。

    【いつか終わりが来る】と心のどこかで気づいていても、その人

    0
    2022年12月12日

    Posted by ブクログ

    年上の恋人が突然いなくなり、その後戦争犯罪の被告として裁判に登場する、という様な話なのですが。とにかく人間描写が見事。「人生においてぼくはもう充分すぎるほど、決断しなかったことを実行に移してしまい、決断したことを実行に移さなかった。」

    0
    2022年09月07日

    Posted by ブクログ

    25年ぶりくらいの再読
    当時に比べて細かい所の
    描写に気づいたり
    理解出来たり
    読みなおしして良かった
    恋愛小説?みたいな扱いを
    受けてる時があるけど
    もっと深い物語だと思う
    一二三館書店にて購入

    0
    2022年08月17日

    Posted by ブクログ

    「ぼくたちの逢瀬も、記憶の中ではただ一度の長い逢い引きだったように思える。」美しくも実に刹那い。

    映画『愛を読むひと』の原作

    シャワーを浴びてベットに入るまで、少年は彼女に本の読み聞かせをする。

    それを愛と呼びたい。時代背景が憎い。

    0
    2021年10月28日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    すごい生々しい描写が多いと思ったけど、裁判の話になってからはそんなこともなく。
    生きる上でのプライド、他の人にはわからない部分。

    そこまでして守りたかったもの。
    罪を犯してしまったのは無知が原因ではあるんだけど、それを償おうと必死の様子が伝わってきて、、
    本当に愛してたからこそ、相手

    0
    2021年09月06日

    Posted by ブクログ

    何年ぶりかに再読。
    なぜか何度も読み返したくなる好きな本です。

    ハンナの
    「……あなただったら何をしましたか?」
    この真剣な問いに自信を持って答えれる人はなんて答えるのだろう?
    裁判長
    「この世には、関わり合いになってはいけない事柄があり、命の危険がない限り、遠ざけておくべき事柄もあるのです」

    0
    2021年08月05日

    Posted by ブクログ

    徐々に明らかになっていくプロットに、点と点が繋がっていく感覚。こうした感覚を覚えるのは久々でした。ただ、映画化の時点で世論が紛糾したハンナの台詞は、内容に没入する余り、あまり気にならなかったかも。どうしてもハンナという名前がアレントを想起させてしまって、彼女の名付けに筆者の意図が絡んでいるのか気にな

    0
    2021年06月06日

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