藤原氏―権力中枢の一族

藤原氏―権力中枢の一族

990円 (税込)

4pt

「大化改新」で功績を残したとされる鎌足に始まる藤原氏。律令国家を完成させた不比等から四家の分立、ミウチ関係を梃子に天皇家と一体化した摂関時代まで権力中枢を占めつづける。中世の武家社会を迎えても五摂家はじめ諸家は枢要な地位を占め、その末裔は近代以降も活躍した。本書は古代国家の成立過程から院政期、そして中世に至る藤原氏千年の動きをたどる。権力をいかにして掴み、後世まで伝えていったかを描く。

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藤原氏―権力中枢の一族 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。一応(伝説上の)ご先祖も出てきたし。それはそうと、一部の文系寄りの本て、「根拠は私がそう感じた」みたいのが結構あって、論理を追えなくなるのですが、そういうことがない本は私にも読めるのかなあと思ったり思わなかったり。

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    2018年02月18日

    Posted by ブクログ

    藤原鎌足から藤原頼道まで詳細に記載し、中世以降も要所要所述べており、一冊読むと藤原氏の流れがよくわかります。読んでいて思うのは、藤原氏がどれだけ日本の歴史に影響及ぼしている一族だったかということ。絶頂期には外祖父、摂政として天皇をも凌ぐ影響力を持っていました。ただそれでも天皇の代わりにはなれませんで

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    2024年01月10日

    Posted by ブクログ

    副題は「権力中枢の一族」。
    藤原家が日本の権力の中枢にいたことは疑いがない。
    藤原家の始祖、鎌足と天智天皇の二人三脚から、鎌足の息子 不比等と持統天皇の二人三脚。
    梅原猛と上山春平が注目するまで、不比等の存在はそれほど大きなものとは思われていなかった。
    しかし、二人の業績により、現在、藤原家1300

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    2023年08月16日

    Posted by ブクログ

    鎌足から概ね、院政期あたりまでを詳細に書かれている。
    古代では、後発組として豪族との覇権争い、朝廷の首班に近づくと皇族や他氏、そして以降は同族間で政権争いを繰り返す。

    藤原氏の一族が広がると共に、一族の中での争いがよく分かった。

    ただ、よく似た名前が多くてルビが多ければ、もっと読みやすかった。

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    鎌足の創始から武家の時代まで、日本の政権の中枢に関わり続けた藤原氏。
    時間の広がりと、空間的な広がりの中で一族の盛衰を追うのは大変なことだろう、と素人でも想像がつく。
    とはいえ…正直、自分はこの本の真価があまりよく理解できていないに違いない。

    膨大な人の羅列。
    簡潔な説明が添えてあるのだが、あまり

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    2023年05月21日

    Posted by ブクログ

    藤原氏がどのように誕生し、貴族の中で揉まれ、他のライバルを蹴落とし、天皇家と密接に結びつく過程を描く。権謀術数の歴史。

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    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    藤原氏の始まりから中世に至るまでの血統を事細かに解説してくれる。中世以降の分流についても記載があり、幕末、明治維新、昭和史にも藤原氏の血統が影響することに驚くばかり。天皇家の動向を左右するだけの力を持ったのに、天皇家に取って代わろうとしなかったのは何故? それとも取って代われなかった? 

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    2022年02月13日

    Posted by ブクログ

    藤原氏の起こりから中世の諸家分立について概観しています。摂関政治の発展によって衰退した御堂流以外の藤原諸氏が、院政期には上皇と結びついて権力を高める、というのは大変興味深く読みました。

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    2021年03月04日

    Posted by ブクログ

    歴史上の藤原氏の歩みを、始祖鎌足から中世までを中心に辿る一冊。摂関期までの権力の推移を眺めるのも面白いが、時代と共に拡大を続ける氏族の全体像に圧倒させられる。

    0
    2020年08月21日

    Posted by ブクログ

    藤原氏という古代から中世にかけて日本の中心にいた一族。中臣鎌足の話はあまりにも有名ですが、そこから始まる藤原氏のことについてははっきりとした一本として把握できていませんでした。日本史の中ではところどころにその名前が出てくるので、政治組織には絶えることなく続いていたのだとはわかるのですが、その実態はあ

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    2018年07月21日

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