地雷を踏んだらサヨウナラ

地雷を踏んだらサヨウナラ

880円 (税込)

4pt

「アンコールワットを撮りたい、できればクメール・ルージュと一緒に。地雷の位置もわからず、行き当たりドッカンで、最短距離を狙っています……」フリーの報道写真家として2年間、バングラデシュ、ベトナム、カンボジアの激動地帯を駆け抜け、26歳で倒れた青年の、鮮やかな人生の軌跡と熱い魂の記録。映画化もされた感動作。

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地雷を踏んだらサヨウナラ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争の最前線に飛び込んだ、戦場カメラマンの生々しい手記と写真の数々。
    常に銃弾や砲弾が飛び交う戦場と、ふとした瞬間に年相応の若者らしい顔を見せる兵士達と、戦争が日常の一部と化した国で生きる人々を撮った写真の迫力は凄まじい。

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    2022年05月05日

    Posted by ブクログ

    私がこの本で一番興味をひかれたのは、銃弾飛び交う中で撮影された緊張感あふれる写真ではない。カンボジアの風景のようにおおらかな泰造さんの独特の文章でもない。
    では何が一番良かったかと言えば、時折挟み込まれる泰造さんと母親との手紙のやり取りだ。
    母親の手紙を読むと、自由にふるまう泰造さんを好きなようにさ

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    2021年06月30日

    Posted by ブクログ

    戦地でも、その土地全部が戦争しててどこもかしこも危ないわけではない。戦争中であっても、そこに住んで生活する人たちがいる。子供は遊ぶし、料理屋も営業する。当たり前なんだろうけど、そのことに気づかされた。いつ、死んでもおかしくない生と死が隣り合わせの中で、写真を撮る。いつ地雷を踏むやも知れない。さっきま

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    2012年06月04日

    Posted by ブクログ

    前に後輩の宮嶋茂樹さんがあるテレビ番組で彼と同じシチュエーションで同じ場所を撮影していたものを見て、読んでみようと思いました。26歳で戦場に散った男の魂の軌跡です。

    僕の記憶が定かではないので、なんともいえませんが、確かこれを大学時代に読んだような気がして、今回、これを紹介するというのと、後輩であ

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    2011年12月01日

    Posted by ブクログ

    思えば去る2007年4月、タイ~カンボジア~ベトナムへの一人旅に向けて情報収集する中で一ノ瀬泰造という人の名前だけは知っていたのだが、アンコールワットに行った時も、ベトナムの戦争証跡博物館でも私は彼に対してあまり興味を示さなかった。

    ある時偶然めくった新聞記事で同郷出身で、アンコールワットに憧れ

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    2011年11月28日

    Posted by ブクログ

    天真爛漫に戦場を駆け抜けた若きカメラマンの生き様。
    何かに迷った時、勇気が出ない時、元気が出ない時に読むと前向きな力をくれる。
    本の中に登場する「求めよ、さらば与えれん。叩けよ、さらば開かれん」というこの言葉を、私は座右の銘にしている。

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    2011年02月15日

    Posted by ブクログ

    一ノ瀬泰造(1947~1973年)氏は、佐賀県生まれ、日大芸術学部写真学科卒の、フリーの報道カメラマン。
    1972年3月にベトナム戦争が飛び火して戦いが激化するカンボジアに入国し、以後ベトナム戦争、カンボジア内戦を取材、『アサヒグラフ』や『ワシントン・ポスト』などに多数の写真を発表した。「安全へのダ

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    2020年11月30日

    Posted by ブクログ

    今現在、アンコールワットの写真を撮るために必要なのはカンボジアのビザ約4000円、アンコール遺跡の入場券約3700円〜。あとはシェムリアップまでの航空券とホテル代。カメラにパスポート。それだけあれば誰でも雄大なアンコールワットの姿をカメラに収めることができる。
    泰造さんがカンボジアで活動した1970

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    2020年06月04日

    Posted by ブクログ

    単身カンボジアのアンコールワットに向かい行方不明になった報道写真家・一ノ瀬泰造さん。26歳で消息を絶って9年後、彼は両親の手によってその死が確認された。本書は生前一ノ瀬さんが家族や恩師に宛てた手紙のやりとりで進行する書簡体で綴られた戦場ルポ。

    一ノ瀬さんが亡くなって40年、本書が刊行されて30年。

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    2014年11月20日

    Posted by ブクログ

    古本で購入。

    フリーカメラマン一ノ瀬泰造の日記と両親や友人に宛てた書簡などで構成された本。
    激動のインドシナの戦場と日常が、「全身がシャッター」の男の目を通して見えてくる。

    戦場の描写は時に滑稽で時に凄惨だけど、「戦争に対する怒り・憎しみ」のようなものはそれほど前面に出ていない。
    理不尽な暴力や

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    2013年08月16日

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