鬼恋童

鬼恋童

660円 (税込)

3pt

4.3

萩焼の窯元に代々秘蔵されてきた、古萩「白虎」。凶々しい伝説に包まれた名器が歴史の闇から浮かび上がった時、惨劇は始まった。表題作「鬼恋童」の焼物、「阿修羅花伝」の能面、「炎帝よ叫べ」の隈取り――伝統の美に囚われた人たちは、官能の暗い情動のままに破滅への道をひた走る。耽美派の鬼才が描く妖美世界。めくるめく伝奇ロマン、赤江文学の傑作5編。

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鬼恋童 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    420
    萩焼の窯元に代々秘蔵されてきた古萩“白虎”。凶々しい伝説に包まれた名器が歴史の闇から浮かび上がった時、惨劇は始まった。表題作「鬼恋童」の焼物、「阿修羅花伝」の能面、「炎帝よ叫べ」の隈取り――その美に囚われた人達は、官能の暗い情動のままに破滅への道をひた走る。耽美派の鬼才が描く妖美世界。
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    0

    Posted by ブクログ 2015年09月24日

    鬼恋童
    阿修羅花伝
    闇絵黒髪
    炎帝よ叫べ
    寝室のアダム、の5編。

    たったひとつのものに対する執着を捨てられない人たちの物語。

    本当にご無沙汰だった赤江瀑さん。
    この後ろ暗いストーリー… 親には、ちょっと知られたくないっていう、ね!

    耽美という言葉を知ったのは、この頃だったかなぁ、と思うと懐かし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月24日

    久々の再読。
    芸能あるいは工芸をモチーフにした耽美な短編5編。
    ところどころ、変に枝葉ばかり記憶に残っていて、
    肝心なストーリーを失念していた自分(泣)
    表題作は陶芸家と幻の茶碗の話。
    昔、初めて読んだときはボーッと読み過ごしてしまったのだが、
    実は収録作「阿修羅花伝」って「禽獣の門」の後日談だった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    5つの短編に共通するのは、狂気とも言える執着心だ。
    執着の対象は、芸術品であったり、女性の毛髪であったりするのであるが、話は思わぬ方向へ。
    最初の2編は会話の京言葉の理解に神経が集中してしまった。
    後半の3編は面白い。

    0

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