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一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。動くに動けない閉塞感の正体はこうした「ツッコミ過多」にある。「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ。「メタ」的に物事を見るのではなく「ベタ」に生きろ。この息苦しい空気を打破し、面白い人生にするために。鬼才・マキタスポーツによる現代日本への熱き提言。大幅に加筆した決定版!
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Posted by ブクログ
思考矯正のため定期的に読みたい本。 ディフェンシブにスマートにメタにやることが最良となりがちな現代自意識を定期的に叩き直すための本。ベタをやってボケてツッコミを受ける。賛否両論がある。それがよい。 (序章〜第3章が面白い)
著者のポッドキャストは聴いていたし、同郷ということもあり勝手にシンパシーを感じていたが、読み始めの当初は、その提言の根拠や客観的なデータ、みうらじゅんのような断定の面白さも薄弱だなと感じてしまった。 しかし、読み終えた時にはまるでスッと憑き物が落ちたみたいな清々しさがあった。 ツッコミからベタへ。 ...続きを読む神経質なメタから力強いベタへ。
ツッコまれたくないからツッコんで自分を守る。ツッコまれ慣れていないとツッコミや指摘に対する耐性が低いため些細なことでストレスを抱えがち。。。 マキタスポーツが発するどの説も妙に納得させられる一冊。ツッコミ至上主義の世の中を斬り、もっとボケ倒して楽しい生き方をしようという提言が面白い。
私が考えたことのない視点が面白かった。 私は「浮動層」。 73㌻の「ムラ社会」の件は納得した。 自己愛が強い人の方が生きやすいのかぁ。 →それは「自分マニア」になること⁉️ 様々なビジネス書に私は踊らされてる⁉️ 私は本当に未完成。←心が楽になる。 理不尽はあって当たり前。逃げられないから、慣れるか...続きを読む、許す、譲歩する。 人間とはしょうがないもの。
お笑い芸人の本は面白いものが多い 昨今の炎上・バッシングの諸問題を「ツッコミ」と評し、それと対比しながら自分の「好き」を全面に押し出す「ボケ」の生き方を推奨する この論考を、人間の業や不完全さを肯定する日本文化と絡めているのがおもしろい
ボケ、ベタ、好き嫌いで 閉塞感と理不尽と面倒を突き破っていこう 90年代から始まったインターネット社会からの、 正しさ・知識偏重や、メタ視点、ツッコミ志向は、 行くほどに息苦しくなる。動けなくなる。 自身が生きてきた時代だからそんなもんかと思ってたけど、 動いていこう、ボケていこう、面白がって...続きを読むやろう。 そう励ましてもらった。 先日読んだ、エリートはなぜ美意識を鍛えるのか、 の美意識にも通じるものがあった。 個人の感覚を育てることが、 状況を打開するのに必要なところなど。
マキタスポーツさんの主張には、共感できるところが多かったですし、「好き」な文体でもありました。 堅苦しい表現や論調はないので、読みやすい評論だと思います。 他者に対して、「一般論」という自分が傷つかない立場から、指摘·批判をする「ツッコミ」をやめ、(他人の目や「ツッコミ」をきにせずに)自分が夢中に...続きを読むなることを一生懸命にする、ということの強さというか価値を改めて感じました。 まずは、「良い/悪い」という価値判断で発信するのではなく「好き/嫌い」という自分自身がしっかりと見えるような形で物事を発信したり、自分が「好き」なことに熱中する生活を心がけたりして、他者への「ツッコミ」ではない、「ボケ」た人生を目指したいと思います。
視点に共感。 ストレスがかからないことで、耐性が下がる。その通りだと思う。 ボケが許されない思考が強すぎるのだろう。それが、今の世の中がおかしくなっている理由だと思う。
マキタスポーツによる現代のツッコミ文化への警鐘 今や、ツッコミ高ボケ低の社会になっている スベりたくない、ツッコまれたくない=攻撃されたくないという意識の表れ 個人が発信することが容易なインフラ環境が整った事による影響 誰でも芸能人や世間のニュースに対してツッコミを入れて発信することができる ...続きを読む「お笑い」の大衆化 ツッコミは実は簡単なものではなく、重い剣を振るうようなものなのに 俯瞰してツッコむよりも、ボケの勧め 自撮りではなく、一人称視点に 自分がツッコまれないようにするという自己保身ではなく、ボケによる自己開放 メタな視点よりもベタな体験をする 「ツッコミだけをいれていれば、安全な場所から他人を攻撃できます」 という言葉に集約されている気がする 批判や評価される側ではなく、「評価する側に回りたい人」が多くなっているのが要因 自分自身は批判や評価されるのを恐れて何もしない Twitterも昔は「お気に入り」だったのが「いいね」になる 「いいね」だと、自分の意見ではなく世間一般的に「良い」「悪い」の評価ができる 自分の好き嫌いが知られることも人から評価されるものになってしまうから 良いか悪いかではなく、好きか嫌いかを語る 理不尽に扱われることもあるし、自分のダメなところもある でもそこを含めて自分を出し、それを笑って生きる事が楽しい 「ツッコみ続けたまま、お前は死ぬのか?」 という問いかけにどう向き合うか 余談として、マキタスポーツってコメディ俳優寄りのマルチタレントなイメージがあったけど、芸人だったんだね 言われてみれば、細かすぎて伝わらないモノマネで矢沢永吉のネタで出てたなぁ
もっと軽い本なのかと思って手に取ったのだが(ごめんなさい)、思いのほか深い考察で、でも読みやすい文章で、一気に読んでしまった。 共感したり、納得できることばかりだったが、特にハッとさせられたのが 「思い通りになることが増えていけばいくほど、思うようにならないことに出会うとストレスがたまっていく」(p...続きを読む139)。 確かに自分もそうなってしまってるかもしれない。これからは思い通りにならなくても、ボケ倒していこうと思う。
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決定版 一億総ツッコミ時代
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