「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」

「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」

1,100円 (税込)

5pt

人は悲しいから泣くのか? それとも泣くから悲しいのか? これは脳科学においては、昔から論争が続いている根源的なテーマです。実は人間の行動は「頭で考えたこと」に従うよりもはるかに、「情動」によって支配されています。情動がなければ、私たちは永遠に意思決定できない場合もあります。いったい情動とは何なのか? それはどこから起こるのか? 最先端のテーマについて、世界のトップランナーが興味津々に解説します!

...続きを読む

「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こころに関して、脳科学的観点から詳細にかつわかりやすく書かれている。かなりオススメ!
    たとえば、旧脳である大脳辺縁系と新脳である大脳皮質の前頭前野の機能比較や相互連関、脳内の神経回路、神経伝達物質についてなど、様々な角度からこころについて言及している。私にとっては知りたいことの宝庫であったので、この

    0
    2021年06月19日

    Posted by ブクログ

    大脳辺縁系の働きや、情動と身体の関係性、脳内の報酬機構などが比較的わかりやすく語られる。こういった内容の本が新書として出版されるのは社会貢献の観点からもとても喜ばしい。さすが、ブルーバックス。

    この本で共有されている意識に関する知見として大きなものを二つ挙げるとすると、次の内容を挙げることができる

    0
    2019年06月09日

    Posted by ブクログ

     脳科学の立場から心の存在を一般向けに書いたものである。最も興味深いのは心と身体の境目が私が考えていたのとは異なることだ。
     漠然と心は脳が中核となっているのに対して、身体は心臓がその中心であると考えていた。もちろん脳も心臓から送られてきた血液で動いているのだから、この考えは明らかにおかしい。ただ、

    0
    2019年01月19日

    Posted by ブクログ

    意識の問題

    神経科学からみた「こころ」の働き方、いわば生体の機能としての「こころ」の働き方

    ●ドーパミン

    ドーパミンが前頭前野や前帯状皮質に放出されると「気持ち良い」という情動認知、つまり、快感が生まれる。
    そしてドーパミンが側坐核という部分に放出されると、その放出に至った原因となった(と脳が

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    情動を中心に、脳のシステム全体をヒューム的な人間観を神経科学の立場から解説してある。

    本書での情動の分類だけはヒュームと大きく異なり、「感情を分類する3つの要素」というあまり知られていない分類で解説してあり、これが普通ではない捉え方に感じられてとにかく新鮮。

    0
    2020年02月05日

    Posted by ブクログ

    生物の進化の先に、環境を認識する能力を超え、他者へ共感する意識を持ち得たことは、ヒトという驚異の種を出現させた。あらゆる感覚情報は脳内現象として還元され、意識を立ち上げている。この謎にどんなアプローチで分析しているか興味を持って読んだ。ヒトが他の生物種から質的進化を遂げた大脳皮質という構造、これと並

    0
    2019年01月10日

    Posted by ブクログ

    【献本当選作】第1章で出てきたホムンクルスの図は、有名なのだが正確に記憶できない思い出がある。「こころ」とは原始的で非自律的な大脳辺縁系で生み出される情動と、我々人類が発達させた大脳皮質の論理的思考、そして脳以外の身体から血液を通じて伝達される神経伝達物質の総合的かつ複雑な結果から表出されるという科

    0
    2019年05月04日

    Posted by ブクログ

    情動がいかにして生まれ、「こころ」に作用していくのか。
    非常に興味深いテーマを抱えた本書であるが
    「認知」と「行動」は平行して実行されること、
    つまり「怖い」と感じることと「怖い」ときにとる逃避行動は実は平行して行われるーなど
    この分野に疎い人間としては衝撃的な事実が書かれている。

    では、なぜその

    0
    2018年10月28日

    Posted by ブクログ

    前から心理学や人間の精神みたいなものには興味があった。割と人文学的な本を良く読んでいたように思う。本書は、そういった「こころ」を科学の視点で説明している。
    (冒頭では、心理学的、あるいは精神病理学的な問題ではなく、神経科学からみた「こころ」の働きを扱う、とある。)

    同じこころ・精神といったものを扱

    0
    2019年08月20日

    Posted by ブクログ

    こころという明確な定義のないシステムを、大脳皮質の認知機能、大脳辺縁系による情動と記憶の制御機構、報酬系の機能などどいった観点から考察。

    0
    2019年01月19日

「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ブルーバックス の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

櫻井武 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す